15日に開催された「第1回 妙蓮寺 本の市」の発案者である 永井 温子さん 瀬谷区在住 29歳
本でつながる人の輪
○…昨年2月、クラウドファンディングから生まれた「本屋・生活綴方」。同店のイベントに来場した際に誘われて、有志からなる店番の一員になった。「本を売るだけではなく、本を通して人々のつながりを」と今回のイベントを発案。初回の開催を振り返り「店番仲間の協力があってこそ。第2、3回と続けていきたい」と話す。
○…小学校では図書委員を務めるなど幼少期から読書が好きだった。思い出の一冊は、三部作のファンタジー小説『バーティミアス』。「終わり方が印象的で、人生で初めて泣いた本。文字で人の感情を動かす本のパワーに感銘を受けた」と振り返る。大学卒業後は「好きなことを仕事にしたい」と書店のスタッフに。また、本そのものはもちろん「本屋」も好きという。本棚の配置一つとっても店主の個性が感じられるという雰囲気に魅せられ、大阪まで本屋探訪の旅行に行ったこともあるほどだ。今注目しているのは、ユニークな蔵書が特徴の奈良県にある本屋。「コロナ禍が落ち着いたら、一度行ってみたいな」
○…相模原市出身。父親の影響で、小5でクラリネットを始めた。中高では吹奏楽に熱中し、東関東大会にも出場した。休日は、映画やYouTube鑑賞でリラックス。最近はショートケーキにハマり、一人でホールケーキ完食に挑んだことも。「意外と余裕で。今度はもっと大きいサイズでやってみようかな」と微笑む。
○…「個人経営のお店も多く、人のつながりや温かみを感じる」と妙蓮寺のまちの印象を語る。自身も参加者として訪れた古本市で新たな友人ができたといい、「地域の人々に愛され、新しい出会いが生まれる場をつくっていきたい」と優しい笑顔を浮かべた。
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