ダブルケアカフェを地域子育て支援拠点どろっぷで初開催する 児山 由紀子さん 日吉本町在住 45歳
「ケアする人にサポートを」
○…同じ思いをしている人が必ずどこかにいるはず――。育児と介護が重なるダブルケアを続ける自身の経験からダブルケアの只中にいる人をサポートし、前を向ける場を作ろうと動き出した。「本当に苦しいときは何を言われても耳に入ってこない。そうなる前に大変さを共有できる場になれば」と力を込める。
○…息子2人の育児に励んでいた4年前、夫が倒れ右半身まひに。介護や労災等の手続きに追われ、保育園や学校から子どもを連れ面会に行く日々が続いた。その後、夫の社会復帰が叶うも再発。1年前、4度目の再発で左半身もまひとなり、高次脳機能障害で意思疎通が難しくなった。一方、長男の生きづらさも心配していたところ発達障害と診断。両親・親戚も遠方のため、子どものケアや夫の介護、家事を一手に引き受け、必死で前が見えなくなった。
○…「苦しい。同じ境遇の人と話したい」。孤独感の中、集まれる場を探したが近くにない。「他にも諦めている人がいるのでは。ないなら作ろう」と当時の決意が原動力に。場づくりの講座に参加するなど、少しずつ形にしてきた。育児・介護と並行しての活動だが「やりたいからやる」と笑顔。「経験者だからこそ気持ちに寄り添い、できることがあるはず」
○…講座で出会った仲間とは今でも交流し、「エネルギーをもらい合ってる」関係だ。ヨガのインストラクター経験があることから一緒にイベントを行ったことも。「夫は思うようにいかないもどかしさがあると思う。少しでも快適に過ごしてほしい」と願う。「一人で複数のケアをするのは物理的に時間が足りない。ケアする側は注目されないが、その人自身のサポートも必要なはず。こうした場に一歩踏み出してもらえたら」
PCジャングル本店だからできる中古PC・モバイル商品・アウトレット家電のLIVE配信4月25日19時スタート https://tigmedia.jp/live/watch?id=90a8e585c52c02bab9a7&tatag=townnews |
|
<PR>
|
|
|
|
|
|