高校生に下水道について理解を深め、環境問題やキャリア教育の視点も交え自ら問題意識を持って解決を図る力を養ってもらおうと、県立岸根高校で8月2日から3日間、 夏期講座「下水道マニア」が行われた。
講座は、1年生から3年生計23人が参加。同校の松井浩気教諭が企画し、市環境創造局、下水道広報プラットホームほか民間企業が同校と協力して実施した。川に関するシンポジウムを聞いたことがきっかけとなり、下水道の役割に関心を抱いたという松井教諭は、2015年に当時務めていた川崎市内の高校で初めて下水道の講座を実施。以来、同様の講座を複数校で実施しており、岸根高校でも今回初めて開催したという。
生徒は市環境創造局職員やマンホールのデザインに詳しい百合丘高非常勤講師の垣下嘉徳氏らの講義を聴講。また2日目には、校内フィールドワークも実施し、校内でトイレを流して下水がどこを流れていくかを、実際に校内のマンホールを開けて確認。トイレットペーパーやティッシュペーパー等をペットボトルの水に入れ、溶け方を比べる実験等も行った。
参加した大西千佳さん(高2)は「普段聞く機会のない下水道について詳しく知れてよかった。料金のことなども知らなかったので、将来暮らしの中で役立つと思う」と感想を話した。
松井教諭は「今回の講座を生かし、社会で課題を解決していけるような生きる力にしてもらいたい」と語る。講座の最後には、生徒たちが「きれいな水環境を保ちながら地球温暖化を予防するにはどのようなことができるか」との課題をテーマにレポートを作成。完成後は講座の協力企業などに送る予定という。
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