城郷小机地区センターで活動する日舞ひまわり会の会長を務める 臼井 早苗さん 小机町在住
踊りは生きがいと健康づくり
○…城郷小机地区センター・同地域ケアプラザでコロナ禍にも負けず、現在も週1回活動を行う、日舞ひまわり会。同施設開所時からの最古参で、感染症対策を遵守しつつ、指導者としてさまざまな踊りを教えている。一昨年までは、毎週の稽古のほかに、ボランティアで老人ホームなど毎月5カ所で皆で踊りを披露。加えて、幼稚園の夏祭りや地域の盆踊りに参加するなどかなりハードスケジュールだったとか。「でも楽しかったわね」とメンバーと顔を見合わせながらほほ笑む。
○…戸塚区の生まれ。母と祖母が歌舞伎好きで、6歳から日本舞踊を習った。中・高・大学は都内のミッションスクールに通い、学業のため一時踊りから離れたが、地方の呉服店に嫁いだのち、再び踊りの稽古を始めた。「坂東流の名取なの。先生すごいでしょ?」とのメンバーの言葉に、恥ずかしそうににっこり。50代で離婚し、子どもを連れて横浜に戻り、洋品店で働きながら好きだった踊りも続けてきたという。「波乱万丈な人生。でも今となったらこれでよかったと思う」と振り返る。
○…サークルが始まったのは25年ほど前。市の踊り講座に生徒として参加したのがきっかけだった。あまりに上手で参加者から「教えてほしい」と頼まれ、講座終了の後、日舞サークルを発足。メンバーからは「褒めるのがうまい」「下手でも叱らない教え方だからやる気が出る」と絶大な信頼を得ている。
○…「踊りは全身、頭も使って健康維持にとてもよいの。同時に、皆さんとおしゃべりすることも生きる張り合いね」。コロナ禍のため、人前に出る機会がなくなっているが、今はメンバーのためにも以前のように、踊りを披露できる機会を待ち望んでいる。
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