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港北区薬剤師会 コロナワクチン集団接種における薬剤師の役割について 高木健司会長に聞く

社会

掲載号:2021年10月21日号

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区薬剤師会の薬剤調製研修
区薬剤師会の薬剤調製研修

 96の薬局が所属する職能団体『港北区薬剤師会』。同会の高木健司会長に、新型コロナウイルスワクチン集団接種時のワクチン調製など薬剤師の役割や、処方箋に関わらない多様な薬局の機能について聞いた。

一日1000人分のワクチン調製

 区内で96の薬局が所属(2021年10月1日現在)する港北区薬剤師会。今年の区内の薬剤師の活動で特筆すべきは、5月に開始された新型コロナウイルスワクチンの集団接種への協力。毎週のべ40人の薬剤師が、港北公会堂・横浜市スポーツ医科学センター・綱島地区センター、9月下旬からは協生館での集団接種でワクチンを希釈し、注射器に小分けする作業を行ってきた。「最大で一日1000人分のワクチン調製のため4月から研修を行い、正確で速い調製を目指した。また追加される接種会場への薬剤師配置に苦心したが、皆の協力もあり、何とか山場は越えることができたと思う」と高木会長。

抗原検査キットは薬局で

 9月に厚生労働省からの発表で、医療用抗原検査キットの薬局での販売が可能となった。医療機関等で使用されている検査キットを身近な薬局で購入でき、また購入時に正しい使用法を薬剤師が説明することになっている。「薬局の検査キットは、国の承認を得たもの。正しく使い、判定結果が出たら適切な対応を」と高木会長。

三師会で糖尿病連携

 港北区三師会(港北区医師会・港北区歯科医師会・港北区薬剤師会)は、昨年末改めて糖尿病と歯周病の密接な関係を再認識し、同疾病の予防・早期回復の実現を目指して「港北区糖尿病歯周病重症化予防医歯薬連携のための覚書」を締結した。これは横浜市医科歯科連携事業の一環。連携ツールとして(公社)日本糖尿病協会が発行する「糖尿病連携手帳」を使うこととし、港北区では薬剤師会も含めた三師会で連携するなど、独自の取組みが始まっている。高木会長は「薬剤師は患者さんに接する機会も多いので、医師・歯科医師・患者のつなぎ役となり、受診勧奨や連携手帳の活用を推進していきたい」と話している。

処方箋以外の薬局機能

 ”かかりつけ薬剤師”や”かかりつけ薬局”をご存じだろうか。かかりつけ薬剤師は、現在使用している処方薬や市販薬などの情報を把握し、ジェネリック医薬品の希望を確認したり、薬の飲み残しや重複、また副作用がないかなどを一つの薬局で継続的にチェックしてくれる。薬の種類が増えれば薬の働き方が変わることもあるため、数を減らすなどの提案も行う。必要に応じて電話や訪問によりフォローを行うこともある。その他、訪問による薬剤管理を行う在宅医療支援薬局やくすりと健康相談薬局の機能がある(下図参照)。

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