港北区版 掲載号:2021年12月16日号 エリアトップへ

「港北公会堂の緞帳」についての講演を行った、日吉の森文化財団の学芸員 田邊 陵光(たかみつ)さん 下田町在住 52歳

掲載号:2021年12月16日号

  • LINE
  • hatena

400年のバトン、後世に

 ○...公会堂のステージ幕である緞帳は1978年に制作された。人間国宝・芹沢銈介が描いた下絵4点のうち3点は、運営する日吉の森庭園美術館で展示されている。実は、同氏に制作を依頼したのは祖父・泰孝さん。講演では、身近にいたからこそ知る緞帳誕生への関係者の思いなどを伝えた。「港北の歴史を見守ってきた緞帳に愛着を持ってもらえれば」

 ○...地元で400年続く田邊家。敷地内には、長い歴史を生き抜いた緑豊かな自然が広がる。地域の近代化も進む中「自然に囲まれた日吉・下田の原風景を保存したい」と11年前に法人を設立。また、祖父が収集した珍しい海外の民族品や、農をテーマに芸術家として世界各地で活動した父・光彰さんの作品を展示した記念館や美術館も開館した。「作品に込められた、自然や平和への祖父や父の思いも伝えたい」と始めたガイドは来館者からも高評価。「日々の喧騒を忘れ懐かしさや親しみを感じられる場として楽しんでもらいたい」

 ○...下田町で生まれ育った。池での鯉取りや、流行のキン肉マン消しゴムやヨーヨーを楽しむ「普通の昭和っ子だったよ」と少年時代を回顧する。大学卒業後は大手通信建設会社に就職。サラリーマン経験は「大変な思いもたくさんしたけど、財団の設立や運営に役立つスキルもたくさん学べたよ」。コロナ以前は、父の作品がある世界各地を「大切に管理してもらえるように」と訪問。「残すは北極。大変な所に作品を遺してくれたもんだ」と微笑む。

 ○...財団として「背伸びはせずに細く長く」をモットーに、地域に愛される存在を目指す。「積み上げてきた400年の歴史のバトンをつなぐのが自分の役目」と十四代目としての強い責任感を口にする。

港北区版の人物風土記最新6

伊藤 健太さん

綱島消防出張所長として積極的に地域と連携した取組みを行う

伊藤 健太さん

鶴見区在住 42歳

5月19日号

酒井 松雄さん

港北区老人クラブ連合会会長を11年務め、区民表彰を受けた

酒井 松雄さん

師岡町在住 92歳

5月12日号

らんま先生 さん(本名:石渡学)

「ecoサイエンスステージ」が好評を博し、全国でステージを披露する

らんま先生 さん(本名:石渡学)

青葉区在住 50歳

5月5日号

横山 日出夫さん

4月1日、横浜市信用保証協会の会長に就任した

横山 日出夫さん

瀬谷区在住 61歳

4月28日号

漆原 順一さん

4月1日、港北区長に就任した

漆原 順一さん

区内在住 58歳

4月21日号

平田 釉莉(ゆうり)さん

8月に行われるバトントワーリングの世界大会日本代表に選ばれた

平田 釉莉(ゆうり)さん

新吉田町在住 16歳

4月14日号

あっとほーむデスク

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

  • 4月30日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2022年5月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook