神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2022年1月1日 エリアトップへ

小机町折本屋 ここは戦国の菓子屋さん? 店内に甲冑、大小5領

社会

公開:2022年1月1日

  • LINE
  • hatena
店内に並ぶ自作の甲冑の説明をしてくれた飯島さん
店内に並ぶ自作の甲冑の説明をしてくれた飯島さん

 小机町にある「お菓子の(有)折本屋」(飯島泰取締役社長)の店内に入ると、数々の菓子と大小5領の甲冑が目に入る。

 甲冑は、どれも社長の飯島さんの手づくりによるもの。小机城址まつり等に自作の甲冑を着て参加できないかと考え、数年前に商店街の仲間とともに鎌倉で甲冑づくりを習い始めた。

 制作する甲冑は、およそ年に1領ずつ。一昨年には第5作を手掛けたが、コロナ禍の外出控えのため自宅で一人でつくり上げたという。

 主な材料はボール紙に紐、ネジや鋲など。ボール紙の型取りから始まり、穴あけ、6回のペンキ塗り、そして紐で編んで仕上げる約10カ月間の工程となる。家具の留め具や畳の縁の布といった身の回りの物も材料になり、5作目の烏帽子を指差し、「これ、サッシの網だよ」。今後の甲冑づくりのためにと、100円均一の店を見て歩くこともあるとか。

地域のPRのため

 地元以外のイベントにも参加する中、会場で決まって行っているのが、続日本100名城にも選ばれた小机城や小机の街のPR。地域の活性こそが大きな目的だ。

 コロナ禍前には地元の子どもらにも甲冑づくりを教え、ともに運動会にも参加した。「夏の自由研究にした子もいたみたい」と目を細める。

 自身が3代目となる折本屋は、昭和初期に創業した菓子の老舗。飯島さんによると「今は4代目の長男が店の中心になっている」という。小机城址太鼓最中、城サブレ、城町かすてら――。店内には小机の城や街に因んだお菓子がズラリ。菓子づくりの技だけでなく、「小机愛」も代々受け継がれているようだ。

 甲冑姿で参加するイベント会場では特に外国人に喜ばれ、カメラを向けられることも多い。今は6作目に取り掛かっているが、「実質的な作業は正月明けかな」と飯島さん。「コロナが落ち着いたら、早く本格的に小机のPRをしたいな」。その時に向けた準備には余念がない。

港北区版のローカルニュース最新6

大倉山こどもフェス開催

大倉山こどもフェス開催

5月4日 大倉山記念館で

4月25日

ジョイントコンサート

ジョイントコンサート

読者10組20人を招待

4月25日

スポーツ&観光をPR

横浜市の魅力発信

スポーツ&観光をPR

特別『るるぶ』を発行

4月25日

趣味や生きがい 本で残す

趣味や生きがい 本で残す

タウンニュースの自費出版

4月25日

「幼保小」の活動 冊子に

「幼保小」の活動 冊子に

市庁舎3階で販売

4月25日

横浜BCが新たな船出

横浜BCが新たな船出

BUNTAIで3試合

4月25日

PCジャングル本店だからできる

中古PC・モバイル商品・アウトレット家電のLIVE配信4月25日19時スタート

https://tigmedia.jp/live/watch?id=90a8e585c52c02bab9a7&tatag=townnews

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

  • 支援員の謝金が倍に

    公明党市議団の要望がカタチに 市政報告

    支援員の謝金が倍に

    横浜市会議員 望月やすひろ

    4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook