白球の音と青年たちの声が響き渡る日吉のグラウンド。その正体は、日本大学高等学校野球部のメンバーたちだ。決して恵まれているとは言えない環境の中、球児たちは汗を流している。
考える野球実践
1930年の創部以来、甲子園出場こそないものの、各大会で上位に進出している同校野球部。しかし、練習拠点となるグラウンドの他部との共用や毎週土曜日の授業実施など、部活動への制約も少なくない。そんな中、限りある時間を効果的に使おうと、毎週「目標ノート」を記録し、各々が自身の課題や特徴に合わせ練習メニューをこなしているという。「時間や場所に制限がある中、それぞれが『考える力』を磨くことで、チーム力の向上につながっている」と25年間チームを率いる伊藤謙吾監督。そうした姿勢が評価され、11月には神奈川県の21世紀枠候補校にも選出された(地区代表選考で落選)。逆境をチャンスに変えることで、強豪揃いの神奈川で戦える力を養ってきた。
現在のチームは、昨年の神奈川県秋季大会でベスト8に進出した。特徴は走塁やバントなどの細かいプレーの精度を高め「1点を大事しよう」というスモールベースボール。56人の部員を束ねる主将の鈴木晴天さんも「内野ゴロやスクイズなど、たくさんの得点パターンを練習から意識してきた」と分析する。次なる目標は最後の夏。「次は自力で甲子園の切符をつかみ取れるくらいの意気込みで。もっと強くなりたい」と健闘を誓った。
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