都筑区のバトントワーリングチームに所属する、新吉田町在住の平田釉莉(ゆうり)さん(16)=中面・人物風土記で紹介=がこのほど、8月の世界大会の日本代表に選ばれた。4歳から始めたバトンで長年の夢だった世界への切符。「本当に嬉しい。世界大会でも自分の演技を披露したい」と意気込みを語る。
バトンの操作と器械体操の動きを音楽に組み合わせ、技術や芸術性を競うバトントワーリング。複数人の審判がそれぞれ10点満点で評価し、その平均点で勝敗を決する。
都筑区を拠点に活動するバトンサークル「LITTLE STAR BATON TEAM」に所属する平田さん。3月に大阪市で行われた「第35回世界バトントワーリング選手権大会日本代表選考会」では、各自の選曲であらゆるテクニックを用い自分を表現する「フリースタイル個人」女子ユース部門に出場した。72人で上位3人の日本代表の座を争う中、ミスのない演技で見事3位に。「練習ではミスが多かったが、本番でノーミスの演技をできてよかった」と喜びと安堵の笑みを浮かべる。
母の背中追い
4歳からチームに所属している平田さん。「練習してできる技が増えていくのが楽しい」と魅力を語る。お気に入りの得意技は肘を使ってバトンを空中に飛ばす「ポップアップ」。コーチを務める和田昌美さんは「生まれ持った感覚が優れていて、バトン操作が滑らかで安定感がある」と評価する。
現役時代に日本一になり、世界大会出場経験もある母・智子さんの影響でバトンと出合った。マンツーマンの指導に「時に喧嘩をしながら」も、演技を一緒に振り返るなどして、技術と表現力を高めてきた。
「お母さんと同じ世界大会出場と日本一の2つが、ずっと大きな目標だった」とその背中を追いかけ、ついに一つを達成した。初の世界の舞台は、8月のイタリア。「自分が満足する演技を披露したい。そしていつかお母さんを追い越せるくらいに成長したい」と笑顔の奥に強い決意をみなぎらせた。
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