神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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港北区版 公開:2022年6月2日 エリアトップへ

発足10周年を迎えた、港北ボランティアガイドの会の代表を務める 渡邉 啓(さとし)さん 綱島上町在住 80歳

公開:2022年6月2日

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「この地域が、好きだから」

 ○…港北ボランティアガイドの会は、港北区やその周辺を参加者とともに歩き、ガイドするツアー等を企画している。ツアーは年間およそ10本。地域の歴史や文化、自然、景観など、巡る場所はさまざまだ。地域の魅力を多くの人と分かち合いたい--。「会員も私も、この地域が好きだから」と語り、明快な趣旨を掲げる。

 ○…定年を迎えるころ、それまで20年間暮らした南区から港北区へ。「ほぼ来たことがなかった街。どんなところなのか」。目を向けてみると、大規模な競技場がある一方、歴史ある神社や史跡もある。そんな新旧多様な表情をみせる地域への興味が膨らんでいった。街を歩く企画に参加するうち、運営スタッフも経験。新たに起ち上がる港北ボランティアガイドの会への参画につながった。

 ○…広島県呉市出身。軍港があったことから太平洋戦争で街は標的とされた。家も焼かれ、真っ赤な火の中を母に手を引かれて逃げ回った。大学では自動車部に所属。遠征費を工面しようと、部長として企業を回り交渉した思い出も。趣味はジョギング。「運動不足解消に」と30歳ころに始め、出勤前、毎日のように汗を流したという。75歳で出走したホノルルマラソンでは、年齢別部門で3位入賞を果たした。膝を手術し今はリハビリ中だが、「もう一度走りたい」と言い切る。

 ○…団体の特徴の一つは、会員同士の盛んな情報共有。地域について調べた結果や、ツアーの下見で気づいたことは、時には写真つきでメール配信される。「街について調べていると、時間がすぐに経ってしまってね」。目下の方針は、参加者層の拡大や会員募集。「地域を好きになり、大切にする思いが広がっていけば」

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