「第29回横浜環境活動賞」の受賞者がこのほど発表され、日吉在住の八田雅也さんが「市民の部 実践賞」を受賞した。
KAZOO(カズー)という名で”企画師”として、地域活性イベントなどを企画している八田さん。今回受賞につながったのは、港町と連携した海ごみ問題への興味関心を喚起する活動「親子deブイアート」だ。
多くの港町で海に漂流したプラスチックのブイが海岸にごみとして堆積する問題があることを知った八田さん。そんな中、愛媛県佐田岬で、ブイに絵を描く「ブイアート」を作っていることを知り、「せっかくなら全国に活動を広めたい」と思ったのがきっかけだ。
イベントでは、港町で集めたブイに親子でペイントやシールを貼り自分だけのブイアートを作成。また講演やオリジナルの紙芝居などで、海ごみ問題についても発信している。港町はもちろん2019年の横浜市など首都圏でも開催。八田さんは「環境問題に興味を持ってもらうのはもちろん、地方の町について知ってもらい、新たなつながりを生む機会にしていきたい」と今後の活動にも意欲を見せる。
つながりの輪を全国に
「すごい技術や面白い発想を持った人と出会えるのがこの活動の楽しさ」と八田さん。日本各地を巡り気づいたのが、地方の人々の共通するまちづくりへの思い。「生まれ育った若者が、帰ってきたいと思える場所であり続けたいと口を揃えて言っている。全国にいる情熱や多様なアイデアを持った人々をつなぎ、その思いを形にする手助けが自分の役目」と企画師としての使命を語る。
KAZOOの名は、吹き込んだ息を拡張して音を出すアフリカの楽器から。「まさに企画師を体現したもの。自分は上手に演奏はできないけれどね」と微笑む。現在も、ブイアートプロジェクト以外にも、「県境での反復横跳び大会」などユニークなイベントの準備も進行中。「つながりの輪を広め、新しい楽しさを生み出していきたい」
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