港北区薬剤師会の会長を務める 相沢 淳(じゅん)さん 日吉在勤 59歳
地域医療の変化に対応
○…副会長を4年務め、5月末に会長に就任した。約100店舗の会員薬局を抱える港北区薬剤師会を率いることに「身が引き締まる思い」と。会として、薬の処方箋対応だけでなく、健康相談など患者との個別のコミュニケーションを深め、地域医療への貢献を一番に挙げる。また、災害時医療にも言及し、「港北区というエリアで一致団結し、地域の下支えとなりたい」と力強い口調で語る。
○…日吉生まれ。昨年創業90年を迎えた薬局の一人息子は「忙しすぎる」家業を目の当たりにし、子ども心に継ぎたくないと思っていたと笑う。小学生のころ、近所のラーメン屋などで一人で夕食を食べた記憶も。しかし高校進学後は薬剤師を目指すことに。「一番身近な仕事だったし、万が一継ぐことになったら、資格があったほうが良いと考えたんだろうね」と振り返る。東京薬科大卒業後は、大手製薬会社に17年間勤務。管理職にも昇進した。
○…薬剤師だった祖父は早逝、店の中心は祖母と薬剤師である母で、会社員の父は定年後に家業を継いだ。「薬局を継ぐとしても定年後」。そう考えていた38歳の時、転機は訪れた。父母から高齢を理由に廃業の意思を告げられた際、継承を決意したという。「卒業後の進路を親は自由に選ばせてくれた。社会での経験を積めたことを感謝している。今度は自分が助ける番だと思ってね」
○…ここ数年コロナ禍もあり、医療体制に大きな変化も。例えばオンライン診療・服薬指導やリフィル処方箋制度の導入など、世の中の大きな動きの中に薬剤師の仕事もある。「新たな体制づくりには勉強が欠かせない。会としてしっかりと研修などに取り組み、変化に対応していきたい」と前を向いた。
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