神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2022年7月7日 エリアトップへ

横浜市EV公道充電器 他公共施設の5倍の利用 実験1年、月平均259回に

社会

公開:2022年7月7日

  • LINE
  • hatena
青葉区の公道に設置されている充電器
青葉区の公道に設置されている充電器

 横浜市がEV(電気自動車)の普及促進の取組みの一環として、昨年6月から公道にEV用充電器を設置する実証実験を開始して1年が経過した。年間通した利用状況は月平均259回。市内公共施設に設置されている同様の急速充電器の概ね5倍の利用数となる。

 2050年までの脱炭素化実現に取り組む横浜市。取組みの一環として市は昨年6月から、全国初となる、公道上にEV用充電器を設置した実証実験を青葉区で行っている。国内でも30年代にガソリン車やディーゼル車の新車販売が禁止になるともいわれる中、市はEV普及をインフラ面から後押したい考えだ。

 充電器設置から1年が経過した利用状況は、月平均259回。市がごみ焼却施設4箇所に設置している充電器の月平均利用数47回を大きく上回っている。市は利用状況や事業継続の声などを踏まえ、今年3月に終了予定だった実証実験を今年度も継続。充電器の利用しやすさなどを改善し、引き続き課題や有用性の検証を行っている。市担当者は「公道上で気兼ねなく充電できる利便性の高さが、利用回数に表れている。今後、別の公道での充電器設置など、将来的な横展開も踏まえた検討をしていく」と話す。

集合住宅に補助も

 ガソリン車などの給油と違い、充電に時間が掛かるEV。普及のもう一つのカギは、自宅での充電だ。市は市民の約6割が集合住宅に暮らしている現状を踏まえ20年度から、集合住宅へのEV等充電設備の設置補助を行っている。20年度、21年度とも5件の補助を行った。今年度は予算を増やし、概ね40件に対応する予定。市内のマンション組合理事は「『次の車の買い替えはEVを考えている』という住民もいる。災害発生時、EVは緊急用のバッテリーにもなるので検討したい」と話す。一方、設置には住民の合意形成も課題だ。応募後に「まだ早いのでは」などの意見が出て申請を取り下げた事例があるなど、「集合住宅ならではの難しさもある」と市担当者は語る。

<PR>

港北区版のトップニュース最新6

横綱から「すもう場」

新横浜公園

横綱から「すもう場」

今年度中に完成予定

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

次世代太陽電池で連携

マクニカ

次世代太陽電池で連携

実用化に向け 県・開発者と

4月11日

「受け入れ拒否」経験44%

盲導犬使用者

「受け入れ拒否」経験44%

協会、23年対象に調査

4月11日

過去最多の138会場

港北オープンガーデン

過去最多の138会場

ミズキーとの写真撮影も

4月4日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook