様々な作業プログラムを通じ障がい者を支援する(福)横浜共生会しんよこはま地域活動ホーム(大豆戸町)では、障がい者の作業プログラムとして有機水耕栽培に取り組んでいる。
共にプロジェクトを進めるのが、有機水耕栽培を通じた社会福祉事業に取り組む株式会社エネショウ(新吉田東)。同栽培は、微生物を活用し、有機肥料を含んだ養液(畑の役割)とLEDライト(太陽の役割)によって野菜や植物を室内で育てるもの。
障がい者でも気軽に取り組め「仕事としての収益化も期待できる」と、同社代表取締役・藤原雅仁さんが打診。同ホームでも、「よりやりがいの感じられる作業」を探していたことから、実証実験として2019年に始動した。「やるからには地元でできれと思っていたので、ありがたいこと」と藤原さんは当時を振り返る。
現在まで、栽培を担当するのは自閉症の3人の利用者。水やりや温度、養液の数値の管理などに積極的に取り組んでいるという。施設担当者の中河永慶さんは「これまでにないほどの笑顔も見られて。利用者さんの持つ可能性を再発見できた」と手応えを口にする。
これまでには、大根やわさび菜、レタスなどを栽培し、地域イベントでの販売やレストランへの納品を実現。収益の中から3カ月に1回、利用者にはクリーニング代も支給されている。「外部の人と関わる機会も増えた。作業のその先があることで、やりがいを持って取り組めている」と中河さん。
今後は、売り上げの拡大を目指し、バラの栽培も見越している。現在、同社のラボで実証実験も進められており、藤原さんは「有機水耕栽培の可能性を探り、社会参加できるビジネスモデルを確立したい。このプロジェクトがその第一歩」と、共生社会への熱い思いを口にした。
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