今夏は横浜市でも6月下旬から真夏日、7月末からは35度超となる猛暑日が続き、区内では熱中症の搬送件数が昨年の2倍超に増加。市内18区中最多で、新型コロナウイルス関連の要請も重なり救急出場体制がひっ迫していることから、港北消防署は熱中症の予防を呼びかけている。
区内の熱中症の搬送件数は、今年5月1日から8月2日時点で77件となり、昨年同期比で43件増。2日現在、亡くなった人はいないが、高齢者は入院を要する中等症、重症者の割合が高くなっている。
市内の救急出場件数は、コロナ禍での衛生意識向上や外出自粛の影響で減少したとみられる昨年・一昨年を除き、もともと右肩上がりの傾向が続いてきた。これに加え、今年は6月下旬に連日30度超の最高気温を記録したことで熱中症の救急搬送が急増。今年上半期の統計で市内の救急出場件数は過去最多となっている。
救急車、出払うことも
港北消防署でも救急隊の割当て時間を延ばすなどして対応。現在、区内に救急車は計6台あるが「出払ってしまっていることが多い状況」という。現場に近い救急隊が出場するのが原則だが、要請が集中すると遠方の救急隊が出場しなければならず、区外からの出場となり到着に時間がかかるケースも増えている。
「小まめな予防を」
このため、熱中症について「未然に、あるいは軽い段階で予防することが重要」と同署。小まめな水分補給はもちろん、屋外では感染対策の観点から2m以上の距離をとってマスクを外して、と呼びかける。また屋内では、エアコンで温度調整を。エアコンがない場合は扇風機を使ったり、窓やドアなど2カ所を開けることで換気を良くして熱を逃すようにする。
また、熱がこもりがちな車の中も要注意。エアコンを切った後は数分で車内が高温になるため、子どもや高齢者は特に危険が伴う。
同署では「熱中症の疑いで呼びかけに応じない場合は、救急車の要請を」と呼びかけている。
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