60人強の参加者による全体合奏
港北公会堂で３月11日、４年ぶりにオーケストラ体験教室が開催された。主催は、港北区民交響楽団と港北芸術祭実行委員会。同教室は、楽団員と一緒に演奏することで、一般参加者に合奏の楽しさを感じてもらおうと企画されたもので17回目。１日だけの体験のため、より楽しめるように事前練習を経ての開催となった。
演奏した曲目は、シューベルト作曲交響曲第７番『未完成』第１楽章。当日はプロ指揮者を招き、パート練習やセクション練習後に全体合奏をした。
河本計三団長は「今回参加した人は、自分のやりたいと思うことに対して一歩踏み出せた人。団としてサポートできれば幸せ」と目を細めた。
今回初参加の染谷祥多さん（７）は「普段はピアノを演奏している。クラシックが好きでティンパニに挑戦してみた」と口角を上げた。３回目の参加となる杉浦由雅さん（73）は、「チェロを演奏したが音程をとるのが難しく体験で演奏するのが精いっぱい。腕を磨いていずれは楽団に入れたら」と意欲を語った。
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