公益財団法人日本盲導犬協会神奈川訓練センター(新吉田町)は12月5日、京王プラザホテルで盲導犬新ユニット出発式を開催した=写真。
盲導犬使用者(ユーザー)と盲導犬の新たなユニットの門出を祝う式典には、昨年度ユニットを組み、外出しての歩行、コミュニケーション、犬の手入れなどの共同訓練・代替え訓練を行なった15組が参加した。参加者らは、式典を迎えるまでのパートナーとの楽しかった出来事や苦労話などを交えながら思いを語った。
新吉田東在住のユーザーの碇谷純子さん(61)は、「目が見えなくなると気持ちが沈んでいくが、明るく導いてくれるのが盲導犬。これからも一緒に元気に過ごしていきたい」と期待を膨らませた。神奈川区在住のユーザー、石井孝司さん(64)は、「一緒に暮らして1年半。いろんなところに出かけていて、これからも楽しく生活できれば」と嬉しそうに話した。
同センターの福田佳代センター長は、「いろんな思いを抱えて今日を迎えられたと思う。『犬がいるから外出しようかな』と前向きな気持ちになれるのでは」と話し、支援者に対して、「日頃の協力がユーザーの”いってきます”につながっている」と感謝を口にした。
港北区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|