神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2017年3月9日 エリアトップへ

ブルーライン 18年度末までに延伸判断 あざみ野、新百合ヶ丘間

社会

公開:2017年3月9日

  • LINE
  • hatena

 横浜市営地下鉄ブルーライン=写真=のあざみ野駅から新百合ヶ丘駅までの延伸について、横浜市は2018年度末までに事業化を判断する考えを明らかにした。2月22日の市会第1回定例会で林文子市長が市議の質問に答えた。

 延伸はあざみ野駅からすすき野付近を通り、新百合ヶ丘駅まで6Kmから7Kmほど。事業化すれば横浜市と川崎市の拠点を結ぶことになり、広域的な首都圏の鉄道ネットワークを担う路線となる。災害時に輸送障害が発生した際の代替経路となることや、川崎市北部・多摩地域と横浜が乗り換えなくつながることで、新横浜や羽田空港へのアクセス向上も期待される。

 市都市整備局は以前から基礎的調査を実施しており、17年度予算案でも1000万円を計上する。加えて来年度は新たに市交通局も事業候補者として検討調査を実施。予算案に1億円を計上している。

 交通局は17年度、18年度の2カ年にわたり、鉄道事業者の視点で地下鉄本体に関する検討の深度化を図るとしており、ルートや駅などの基本計画や需要の見通し、運行計画、事業採算性等を検討していく予定だ。

 来年度予算案で従来から大きく予算額が増額した背景は、16年4月に出された国の交通政策審議会の答申で、延伸が改めて位置づけられたため。市では交通局の検討調査を2カ年に限定することで、スピード感を持って事業化判断をしていく考えだ。

「実現に向け取り組み」

 林市長は22日に行われた予算代表質疑の中で、「延伸は長年にわたり、市民からの期待が大きい。市として責任を持って事業化の判断を行う必要がある」と答弁し、予算計上は「確かな道筋をつけていく大きな一歩」と説明した。また、交通局が検討調査を行うことについても精度が高い判断をするためと位置付け、経営に与える影響を把握することや路線全体の価値向上についても併せて考えていくとした。

 交通政策審議会の答申でも事業化に向けて横浜市と川崎市が、費用負担のあり方などを含めた事業計画の合意形成を進めるべきと示されており、今後、両市の実務担当者が協議を加速させていく。林市長は「実現に向けて新たな決意で取り組んでいく」と話している。
 

<PR>

港北区版のローカルニュース最新6

市歴史博物館にマルチシアターが登場

市歴史博物館にマルチシアターが登場

4月29日、改装した歴史劇場の再オープンで

4月24日

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月24日

「プリンスアイスワールド」が市内カフェとコラボ

「プリンスアイスワールド」が市内カフェとコラボ

5月12日までスケーター推薦のグルメを味わえる

4月24日

日本最大級のシネマフェス みなとみらいで人気作品を野外上映

日本最大級のシネマフェス みなとみらいで人気作品を野外上映

4月30日〜5月6日、「SEASIDE CINEMA 2024」

4月24日

横浜市へのふるさと納税でJR運転士・車掌体験

横浜市へのふるさと納税でJR運転士・車掌体験

寄付5万円、仕事体験ツアー

4月23日

脱炭素化、気候変動対策を考えるワークショップ

脱炭素化、気候変動対策を考えるワークショップ

5月29、30日 パシフィコ横浜とオンラインで

4月23日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook