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港北区版 公開:2017年7月27日 エリアトップへ

しのはらジュニアオーケストラの指揮者を務める 福井 雄一さん 日吉本町在住 47歳

公開:2017年7月27日

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音と音で会話する

 ○…元気に、しかし繊細に音を響かせる「しのはらジュニアオーケストラ」。その一つひとつの立派な音の粒をまとめている。先日行われた2回目の定期演奏会では、昨年秋の初回よりも成長を見せた。「前回は緊張してためらいもあったようですが、今回は思いっきり楽しんでいる様子でしたね」と笑顔。団員たちには、オケを通して、”聴く”ということを身に付けて欲しいという。「音楽はコミュニケーション。団員と、観客と、通じあって欲しい」

 ○…現在、現代劇やオペラを中心に日本各地でタクトを振っている。音楽に初めて触れたのは幼い頃。姉が弾くピアノに興味を持ち、自身も9歳から様々な音色を聞き分け操る電子オルガンを始めた。中学時代からは、吹奏楽部や地元のジュニアオケでホルンを担当。「本当はトランペットが良かったんだけど、じゃんけんで負けちゃって」といたずらっぽく笑う。中高と続け、音大へ入学。演奏者としてあらゆるオケの手伝いをしていた経験もある。

 ○…しかし、心の片隅にあったのが、指揮者への憧れ。吹奏楽やジュニアオケの指揮者が作る音楽はいつも魅了されるものばかりだった。「自分も理想の音楽を作りたい」。そうして留学を通してドイツにオランダ、ハンガリーなど何か国ものオケで研さんを積んだ。様々なコンクールに出場し、入賞したことも。そこで気付いたのは、その国の話し方の特徴が、音楽にもそのまま表れているということ。その発見から言語に興味を持ち、7か国ほどの言葉を勉強している。

 ○…山登りが好きで、アルプスなどをハイキングしたことも。「一つの山でも、景色が次々変わっていくのが何だか不思議で。楽しいですよね」。また、二人の息子を持ち、小2の兄は同団でパーカッションとして活躍。「わざわざ音楽を聞かせているわけじゃないんですけどね」と笑うが、きっとそんな父の背中をしかと見つめているのだろう。

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