神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2017年11月9日 エリアトップへ

港北区 初の要援護者避難訓練 地域・企業・消防・警察と連携

社会

公開:2017年11月9日

  • LINE
  • hatena
二次避難のためバスに乗り込む避難者役の参加者
二次避難のためバスに乗り込む避難者役の参加者

 介護が必要な高齢者や障害があるなどの要援護者等を適切に避難誘導するための訓練が10月27日、高田地域ケアプラザ、高田中学校で行われた。同訓練は、区が地域、企業、消防、警察と連携した初の試み。全国的に局地的豪雨による風水害が増加している近年において、早淵川の氾濫に備えようと実施された。

 早淵川の増水を想定した訓練では、要援護者の逃げ遅れを防ぐために高田地域ケアプラザに一時避難場所を開設し、避難者を受け入れ。その後、さらなる河川増水を想定し、要援護者の災害時協力協定を結んでいる株式会社トーエル(本社/港北区高田西)所有のマイクロバスで高田中学校に二次避難した。

 高田地域ケアプラザに集まったのは、近隣に住む要援護者や周辺8町会の役員ら約25人。同施設で避難所の説明や水害に備えるための研修を受けた後、バスに乗り込んだ。

「考える機会に」

 訓練を終えた要援護者からは「風水害時の、近所や高い建物などの避難場所を考える機会になりよかった」といった声が聞かれた。また、町会役員は「必要な人に必要な情報を伝えるのが難しい」「要援護者の視点で対応することが重要であることに気づいた」などと振り返った。

 「このような取組みを有事に役立てたい。地域の安心につながれば」と話したのは高田町連合町内会の宮田寿雄会長。区役所総務課の橡木誠司課長は「要援護の人たちを地域でサポートする人が参加し、ケアプラザも一体となった訓練には意義がある」とし、取組みを今後の防災対策にいかしていく方針を示した。

 区によると、リストに登録されている同連合町内会内に住む要援護者は180人いるという。

<PR>

港北区版のローカルニュース最新6

「夭逝の天才」に捧ぐ奏楽

第68回大倉山ジョイコン

「夭逝の天才」に捧ぐ奏楽

5月19日 港北公会堂で

4月18日

不登校について考える

不登校について考える

YGS高等部でセミナー

4月18日

5年ぶり開放、賑わい

5年ぶり開放、賑わい

金藏寺で花まつり

4月18日

日常小物の陶器展

日常小物の陶器展

大倉山で4月22日〜26日

4月18日

特殊詐欺2件のほか、自転車盗4件、オートバイ盗、自動車盗未遂、万引き等が発生

【Web限定記事】港北警察署管内

特殊詐欺2件のほか、自転車盗4件、オートバイ盗、自動車盗未遂、万引き等が発生

2024年4月1日〜4月7日の犯罪発生件数

4月18日

「子ども」「まちづくり」を意識

「子ども」「まちづくり」を意識

市「図書館ビジョン」策定

4月18日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook