区内の太尾小学校、小机小学校の両マーチングバンドは12月16日、(一社)日本マーチングバンド協会主催の第45回マーチングバンド全国大会に出場する。現在、両校の活動は最高潮。本番を見据え、猛練習に励んでいる。
全国大会金賞の常連
太尾小マーチングバンドは、全国大会金賞の常連校。11月の関東大会でも全国大会推薦のほか県教育長賞を同時受賞している。現在2年生から6年生まで65名のメンバーで構成される大編成チーム。主に指導している漆畑素子教諭ほか4人で指導。すべての指導教諭がマーチングバンド経験者だ。
練習は、平日朝は毎日、その他水曜の放課後と土曜。取材当日の校庭での朝練も、迫力ある見事な演奏・演技に、登校してきた児童らが昇降口付近で大勢立ち止まり、じっと見入る姿が見られた。
今年の同チームの特徴は「仲が良く、穏やかな性格の子が多いが、やるべきことはしっかりやる」と漆原教諭。「普段から目標に向かって頑張っている姿を一番近くで見ている者として、子どもたちを十分にサポートしていきたい」と話す。また今年の目標は「心をひとつに、支えてくださっている方々に感謝の気持ちを持って、心に残る最高の演奏・演技をして全国一位をとろう」。山本優季部長(6年)は「地域の方、保護者の方に応援の言葉をいつも貰っている。それに応えられるように、練習に励んでいます」と話す。
「元気」がチームカラー
小机小マーチングバンドは、2015年に約10年ぶりに全国大会に歩を進め、銀賞獲得。昨年は全国大会出場で金賞を受賞した。3年生から6年生まで40名のメンバーで構成される小編成チームだ。指導しているのは、中西恵美子教諭と田尻優美教諭ほか。練習は、平日朝が週3回、その他平日の午後が週1回、土曜日となっている。
今年のチームの特徴は「6年生のチームワークがよく、元気。それがチームカラーになっている」と中西教諭。取材時も指導教諭が来る前から、6年生を中心に楽器の準備、今日の練習の目当ての伝達などが行われ、6年生の指示に対して元気よく「ハイ!」と全員で応えるなど、まとまりのよさが見受けられた。今年の目標は「大切な仲間と心に響かせよう 全力・協力・チャレンジ ハッピー&スマイル」。小林真歩部長(6年)は「次の大会はないので、やりきったと思える演奏にしたい」ときっぱり。指導して7年目となる中西教諭は、自分はこれまで児童らに目指せ金賞と言ったことはなく、結果にこだわりすぎず、自分たちの気持ちを会場に届けようと話しているという。
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