NPO法人ポケットは、新吉田東に親と子のつどいの広場ともともを新設し、18日に開所した。未就学の子どもとその保護者が気軽に立ち寄り、友達を作れる居場所になることを目的としている。
「近くに気軽に遊びに行ける場所やママ友を作れる場所がない」――。新吉田地区に住む子育て世代の母親たちから挙がっていた嘆きの声に耳を傾けたのが、同NPO法人の金田友美施設長や曽我部孝子副施設長をはじめとした5人の創設メンバー。町内会館で行われる子育てサロン「よしだっこ」や新田地区センターの子育て支援者会場などで親子同士の交流はできるものの、行きたい時に気軽に行ける場所を求める母親たちが多いことから、「新吉田のママたちのために、誰がやるの!」と新たな居場所の創設に踏み切った。
苦悶の日々も楽しく
新吉田第一公園に隣接する空き家を利用した同施設。月・水・金・土曜日の午前9時半から午後3時まで開館しており、乳児・幼児が遊べる部屋、カフェコーナー、授乳スペース、おむつ替えコーナー、相談室などが用意されている。月に一度イベントや防災訓練も開催する予定だという。
オープンまでの苦労は並大抵のものではなかった。創設を決めたのは今年6月。1カ月後に迫った申請書提出日までに開設場所を決めなくてはならず、自らの足で走り回る日々。不動産業者や空き家を巡り巡っても条件に合った物件は見つからず、決まったのは提出日の1日前だという。ほっとしたのも束の間。1カ月後には市こども青少年局へのプレゼンテーションが控えており、準備に明け暮れた。「町内会、民生委員、区役所など皆さんが動き出してくれたからこそ私たちも本気になれた。プレゼンでは地域の方々がとにかく居場所を必要としていることを主張しました」と金田さん。無事承認が下りると、空き家のリノベーションを開始。扉の向こうは家具や食品などそのままだったため、「とにかく捨てるものが多い」状態。有り難かったのは手伝いに訪れた数知れない知人の存在だ。
やっとの思いで開所準備を終えた今、オープンに向けて走り続けた半年間を振り返り「とにかく楽しかったという印象が強いです。本当に多くの方々に助けて頂き、皆さんがいたからこそ、ここまで来れました」と金田さんは語った。
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