県政報告183 いきいきと働ける職場へ 県議会議員 はかりや珠江
今回は「働きやすい職場」について考えたいと思います。
＊職場のハラスメント
財務省事務次官のセクハラ問題が大きく報道されました。また過重労働による健康被害や過労死も社会問題となり、働き方を見直す動きが高まっています。
パワハラなど職場における嫌がらせ、いじめ、セクハラは職場環境を悪化させ、生産性の低下にもつながる問題です。働く人を守る法律も整備されてきましたが、被害者は仕事を失うことにもなりかねないので、誰にも相談できず我慢してしまう、相談しても適切に対応してもらえないなど、二次被害を生むことも多いと聞きます。加害者側は、自分の言動がハラスメントだという認識が薄い場合が多いので、問題が放置されやすいという傾向もあります。
いじめ問題同様、被害者と加害者に大きな認識の違いがあるので、職場全体で、ハラスメントについて学習することが必要です。
＊県の取組み
県「かながわ労働センター」でも、パワハラなど職場の人間関係に関する相談は急増しています。県では、各企業がハラスメントのない職場づくりをするための手がかりとして「パワハラ対策マニュアル」等を作成。具体的なパワハラ事例や予防策をわかりやすくまとめました。また「「働く女性の応援ハンドブック」では、女性ならではの悩みに焦点を当てて解説しています。関心のある方はご連絡下さい。
職場関係の人に相談しにくい問題は、是非無料の労働相談をご活用下さい。
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