神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2018年6月14日 エリアトップへ

新羽で続く廻り地蔵 修復終え一般公開

文化

公開:2018年6月14日

  • LINE
  • hatena
厨子に入れられた地蔵
厨子に入れられた地蔵

 新羽地域ケアプラザ・コミュニティハウスで2日、新羽町で古くから地域の災難や病から家を守るため、また、子どもたちをケガや病気から守る「子育て地蔵」とも呼ばれ守られてきた地蔵が一般公開された。

35軒で順番に

 同地域の三谷戸(久保の谷戸、中井根谷戸、向谷戸)では、35軒の会員宅で順番に地蔵を廻す『廻り地蔵』という風習が残っている。2013年には、横浜市の無形民俗文化財に指定されている。地蔵は昨年秋から市教育委員会で修繕を実施。このほど修理が終わったことから、今回のお披露目となった。

江戸時代からの風習

 廻り地蔵の風習は、江戸時代から続くとも言われており、次の家へ送る時は背中に担ぎ運ぶ。迎え入れた家は供え物をし、線香を焚き、まつる。同廻り地蔵講代表の米山幸さんによると、預かる期間に決まりはなく、1週間から数年と、各家によってまちまち。近年では35軒を廻り終えるのに10数年かかっているという。

 現在、地蔵をまつっている秋元信雄さん(86)も、記憶の限りでは、地蔵が廻って来たのは今回で3回目。今年の秋にひ孫が産まれる予定もあり、落ち着くまで置いておく予定だという。

 会場には地域住民も足を運んでいた。新羽駅前で不動産業・(株)石原興業を営む石原直仁さんは「長く続けられていることは素晴らしい」と、地域の風習に感嘆した。

地蔵を拝む会員
地蔵を拝む会員

<PR>

港北区版のローカルニュース最新6

みなとみらいで「スター・ウォーズ」の世界を体感

みなとみらいで「スター・ウォーズ」の世界を体感

4月26日〜5月6日、イベント多数

4月19日

三溪園 重要文化財の内部を期間限定で特別公開

5年ぶり開放、賑わい

5年ぶり開放、賑わい

金藏寺で花まつり

4月18日

日常小物の陶器展

日常小物の陶器展

大倉山で4月22日〜26日

4月18日

特殊詐欺2件のほか、自転車盗4件、オートバイ盗、自動車盗未遂、万引き等が発生

【Web限定記事】港北警察署管内

特殊詐欺2件のほか、自転車盗4件、オートバイ盗、自動車盗未遂、万引き等が発生

2024年4月1日〜4月7日の犯罪発生件数

4月18日

「子ども」「まちづくり」を意識

「子ども」「まちづくり」を意識

市「図書館ビジョン」策定

4月18日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook