港北図書館は認知症に関する事業を積極的に導入している。地域ケアプラザ等と連携し、サポーター養成講座を実施するほか関連図書の本棚設置なども行った。全国約3300ある図書館の中でも珍しいケースだという。
団塊の世代が後期高齢者に入る2025年、横浜市では65歳以上の人口が約97万人になる見込み。また日本の要介護認定者の約2人に1人が認知症。さらなる増加が予想されている。多くの高齢者が訪れる同館の木下豊館長は「認知症と分かれば対応できることが多くある。まずは我々スタッフが理解を深めなければ」と新事業に着手した。
先月末に行われた認知症サポーター講座では、現役の介護福祉士でフリーペーパーえがおの本間克之編集長が講師となり、認知症の仕組みや種類、症状などを説明。疑似体験も取り入れ、「当事者はとても苦しんでいるんですよ」と訴えた。
6月中に設置されていた認知症関連図書コーナーは、様々なカテゴリーの著書を厳選。設置期間中には超高齢社会と図書館研究会所属の呑海沙織筑波大学教授や東京都江東区東陽図書館職員の細谷導治さんが視察訪問。呑海教授は「選書も本の並べ方も良い。今あるものでサービスを増やすことは素晴らしいこと」と話した。木下館長は「より多くの図書館でこうした取組みが行われるようになれば嬉しいです」と話す。
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