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港北区版 公開:2018年8月9日 エリアトップへ

カフェ・おからさんで展示会を開いた絵本作家 金塚 実さん 大豆戸町在住 38歳

公開:2018年8月9日

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電車描き 心のデトックス

 ○…実話を基に電車のエピソードを描いた、絵本「ありがとうトワイライトエクスプレス」。先輩である金の星社社長から声がかかり、初の企画出版を果たした作品だ。7月には菊名にあるカフェ・おからさんで原画の展示会を行い、今年11月にも都内で個展を開く。「電車好きの子どもに見て、そして描いてみたいと思ってもらえたらいいな」

 ○…幼稚園児の頃から、電車のある風景画を描いていた。母校の大豆戸小は当時、児童絵画研究の対象校だったため、絵画の技術を吸収してめきめきと力を伸ばしていった。早稲田中学・高校時代は鉄道研究部に入り、模型造り。学園祭の時、ペンキでベニヤ板に描いた約1畳分の電車の絵は、今でも飾られているという。高校3年の頃から色鉛筆で女性と車両の絵を描くように。その数600枚にも及ぶ。

 ○…浪人生時代に統合失調症になり、現在も闘病中。「1日17時間と、勉強を頑張り過ぎてしまって」。生きているのがつらいと感じてしまうこともあった。そんな自分を救ったのは、やはり「絵を描くこと」だった。この不安を、やるせなさを、衝動的にぶつける時間。全てを忘れるくらい集中できるのだという。いつしか「自分の絵が売れるのか試してみたい」と自費出版で「とれいん・があるず」を4部作上梓するまでに。しかし売れ行きはままならず。そのうち「売れない本」としてテレビ番組で紹介され一躍有名に。「1作で終わると思っていたから、なんだか不思議な感じがします」

 ○…昭和50年代のノスタルジックな車両好き。お気に入りは「京王7000系」。形と色が決め手だ。今後の夢は、伊豆急行「リゾート黒船」列車を貸し切って、結婚式兼同窓会を開くことだと笑う。

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