神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2018年8月16日 エリアトップへ

印融法印の名著を複製 500回忌の記念事業

文化

公開:2018年8月16日

  • LINE
  • hatena
複製された「諸尊表白抄」
複製された「諸尊表白抄」

 緑区三保町出身の名僧として知られる印融法印の入寂から500回忌に合わせ、自筆本「諸尊表(しょそんひょう)白抄(びゃくしょう)」の複製と頒布が行われている。

 印融法印は、永享7年(1435年)に生まれた。幼い頃から学問に優れ、読書を好んだという。京都や奈良、高野山で修業を積んだ後、関東へ戻り、著作活動や弟子の指導に尽力した。著作は、写本も含めて60作品以上に及ぶ。その中には、日本最古の百科事典と言われる「塵袋」の書写もあり、国の重要文化財に指定されている。

 印融法印にゆかりのある港北・緑・青葉・都筑・鶴見・神奈川区の高野山真言宗寺院31カ寺で構成する組織「駕牛会」は、500回忌記念事業の一環として、自筆本「諸尊表白抄」を約300冊複製。9月以降、横浜北部の寺などに発送される予定だ。

 同著は、百十八篇もの表白を収めた真言宗を代表する書物。文章の格調の高さとともに、諸尊の誓願や功徳を知ることができる名著とされる。

 印融法印が活動の拠点にしていた緑区小山町にある観護寺の北田智昭住職は「今回、原本を保管しているお寺の住職に特別に許可を頂き、初めて複製が実現した。忠実に複製しているので、印融法印の筆致にも触れることができる」と話した。

 同寺では、9月17日(月)の午後1時から「法要付庭儀理趣三昧舞楽法会」が行われる予定だ。

 そのほか、横浜市歴史博物館で、9月2日(日)までの期間、「印融法印パネル展」が実施されている。

港北区版のローカルニュース最新6

迅速に行動し早期鎮火

箕輪町で火災

迅速に行動し早期鎮火

2人に感謝状贈呈

3月28日

世界相手に健闘

土川怜也さん

世界相手に健闘

技術磨き、次のステージへ

3月28日

ジャズと声明のコラボ

大倉山観音会館

ジャズと声明のコラボ

ピアニスト・RINAさん

3月28日

インディアカで交流

インディアカで交流

64人が参加し楽しむ

3月28日

出店荒しや部品ねらい、置引きなどが発生、引き続き不審者情報も

【Web限定記事】港北警察署管内

出店荒しや部品ねらい、置引きなどが発生、引き続き不審者情報も

2024年3月11日〜3月17日の犯罪発生件数

3月28日

「町内会HP(ホームページ)作成します」

若い世代の加入促進にも

「町内会HP(ホームページ)作成します」

タウンニュース社 記者が担当 16・5万〜

3月28日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook