龍華（右）・珠鴻の店頭とエントリー商品
市内商店街で販売されているチャーハンからナンバー１を決めるイベント「ガチチャーハン！」。港北区内では２店舗エントリーし、ともに銅賞を獲得した。
（一社）横浜市商店街総連合会が主催した同イベントには、市内商店街から40店がエントリーした。
６月から７月にかけて投票を行い、投票総数はその数８３４４票。９月５日に結果発表が行われた。区内では中華料理珠鴻（しゅう こう）（綱島桃栄会）の「エビチリあんかけチャーハン」が４４０票、中華名菜龍華（日吉商店街協同組合）の「牛肉入り黒チャーハン」が３４３票で銅賞に輝いた。
悔しさと感謝と
綱島で店を構えて40年以上の珠鴻。綱島商店街連合会の中森伸明会長や綱島料理飲食店組合の瀬山達治組合長に背中を押され、挑戦したという。今回の結果を受けて代表取締役の田口滋さんは「金賞を狙っていたので残念だけど、奥さんやスタッフは喜んでくれました。協力して頂いた中森会長や瀬山組合長には感謝しています」と思いを語る。
エビチリあんかけチャーハンは、同店名物「あんかけ三兄弟」の三男坊。エビチリをチャーハンにかけて食べている客を見て考案したのだとか。投票期間中には一日で10〜20皿作った日も。遠方からも同イベントのファンが訪れ、区内のみならずその名を轟かせた。父から引き継ぎ守ってきた同店。田口さんは「地元の方に何度も来てもらえる店にしたい」と話した。
思い出の店に
「金賞しか考えられなかったから、とにかく悔しかったです」。日吉の中華料理店、龍華の統括マネージャー島名正人さんも、開口一番こう語った。
今まで「ガチ！」シリーズには参加したことがなかったという日吉商店街連合組合から「日吉を盛り上げよう」と声がかかり、エントリーした。もともと季節のメニューとして人気を博した牛肉入り黒チャーハンを改良。食べ進めると現れる、こだわりの半熟味玉サプライズは、今回のために考案されたもの。後半も味を変えて２度楽しめると好評を得た。
慶応大卒で三代目Ｊ Ｓｏｕｌ Ｂｒｏｔｈｅｒｓの岩田剛典さんも来ていたという同店。「慶応生や地元の人に長く足を運んでもらい、皆さんの”思い出の店”になれれば」と語った。
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