港北区役所は10月13日、しんよこフットボールパークで「第1回港北カップ タグラグビー大会」を開催した。港北区体育協会の共催。
タグラグビーは通常のラグビーからタックルなどの接触プレーをなくしたスポーツ。基本的なルールは通常と変わらないが、1チーム5人で、相手の両腰についた「タグ」と呼ばれるビニールのリボンを取ることで守備を行う。同協会の吉田惠三理事長は「タグラグビーを通してラグビーの魅力を体験して、来年のW(ワールド)杯を楽しんでもらいたい」と期待する。
大会参加者は小学生で、学年によって2カテゴリーに分けて試合が行われた。低学年の部には5チーム、高学年の部には4チームがエントリー。計9チーム総勢56人の児童が優勝カップとメダルを目指して争い、それぞれの部で「学世田ウイングスA」と「大豆戸FC」が優勝した。
経験の有無や性別に関わらず、試合が始まると全力でプレー。時には仲間を大声で叱咤したり、足がもつれて転倒したりする場面もあり、試合は熱を帯びていった。観戦する保護者たちからも次第に大きな拍手や歓声、応援が送られ会場全体が熱く盛り上がった。
低学年の部でプレーした手塚千博君(7)は「相手が強くて大変だったけれど、最後にトライを決めることができて嬉しかった」と振り返る。チームメイトの瀬賀奈緒子さん(7)も「いっぱい挑戦したけど思ったよりうまくいかず悔しかった。だけど試合は楽しかった」と笑顔を見せた。
「スポーツは楽しむことから始めるもの」と吉田理事長。「タグラグビーがもっと広まってほしいし、スポーツの力で区を元気にしたい」とさらなる発展を望む。想いが届いたのか、懸命にプレーする児童たちの熱気と笑顔が大会を彩った。
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