神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2018年11月8日 エリアトップへ

「地域(大倉山)鎮守様の歴史」を出版した 福木 照(あきら)さん 大倉山在住 77歳

公開:2018年11月8日

  • LINE
  • hatena

ふるさとの記憶、大切にしたい

 ○…生まれ育った大倉山の歴史を、6つあった神社が統合された太尾神社建立のいきさつを切り口に1冊の小冊子にまとめた。「大倉山は、今若い人が増えてきて昔のことを知る人が少なくなってきた。今、残しておかなくてはと思って」とそのきっかけを語る。昭和20年代から30年代の大倉山を、記憶と資料から書き起こした地図には、昔の商店の名前や田畑の位置、農家の野菜の洗い場、池、肥溜めなどが詳細に記されている。「田んぼと畑ばっかり。新横浜駅がここから見渡せるぐらい何もなかったね」と生き生きと当時の生活を振り返る。

 ○…太尾神社横の生家で現在まで暮らす。183cmの長身で見るからにスポーツマンの風貌だが幼少期は意外にも病弱だった。「4、5歳の頃、綱島の医者にしょっちゅう通っていたが、この子は大きくならないって言われたよ。こんなに大きくなったって見せてやりたいね」と笑う。中学では剣道、高校はバスケ、いすゞ自動車(株)に入社してからは軟式野球チームで汗を流した。現在は、幼馴染に誘われて卓球サークルに所属。また今年10周年を迎える「太尾宮前そば打ち倶楽部」の創立メンバーでもある。今も地域に多く残る友やそば打ち仲間らとともに充実した日々を過ごす。

 ○…父に「字がうまく書けると頭がよく見えるから」と言われ小3から高3まで続けた書道。その腕を買われ、大倉山の梅まつり、桜まつりなどの看板や横断幕などを手掛けているという。また地域の子育て拠点に何かと顔を出すなど、新しい地縁とのつなぎ役にも。現在は妻・長男との3人暮らし。太尾神社例大祭では妻と二人で祭りの裏方仕事に勤しむという。取材を受けることには「何か大事(おおごと)になっちゃって」。終始はにかむ様子に実直な人柄が滲み出ていた。

<PR>

港北区版の人物風土記最新6

内田 大恵さん

横浜市港北区仏教会の会長として活動する

内田 大恵さん

日吉本町在住 56歳

4月18日

小谷田 作夫さん

八杉神社郷土史研究会の代表として八杉神社の歴史を紐解く

小谷田 作夫さん

大豆戸町在住 77歳

4月11日

池本 三郎さん

樹木医として、4月14日に県立青少年センターで行われる講演会に登壇する

池本 三郎さん

箕輪町在住 85歳

4月4日

RINAさん

歓成院観音会館で4月13日に「声明」とコラボしたジャズコンサートをひらく

RINAさん

埼玉県所沢市在住

3月28日

玉川 真さん

第3回港北消防フォトイベント「BAE1グランプリ」で最優秀賞を受賞した

玉川 真さん

仲手原在住 57歳

3月21日

小野 明男さん

3月24日開館、港北区民文化センター(ミズキーホール)の館長を務める

小野 明男さん

川崎市宮前区在住 67歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook