横浜市立日吉台中学校ＰＴＡ（福永通子会長）は11月10日、同校体育館でＰＴＡ文化事業「Ｐｕｋａ Ｐｕｋａ ＡｌｌＳｔａｒｓライヴ！」を開催した。当日は保護者や地域住民ら約１５０人が訪れ、現役の同校校長らが出演する音楽ライブを楽しんだ。
「Ｐｕｋａ Ｐｕｋａ」は同校の高橋秀吉校長がリーダーを務めるグループ。約５年前に綱島で偶然知り合って結成された５人組バンドだ。日頃から音楽活動を行うギター＆ボーカルの高橋校長自ら、「学校を支えて下さる地域の皆様に感謝を伝えたい」と昨年に続きライブの開催を提案した。
ライブでは、老若男女が楽しめるよう、「はじめてのチュウ」やビートルズの楽曲など、幅広い年代・ジャンルの曲を演奏し、参加者も手拍子をするなど会場は一体感に包まれた。
イベント中盤には、横浜市立日吉台小学校の玉置恭美校長が特別出演した。昨年まで日吉台中で副校長を務めていた玉置校長。在勤中に結成された高橋校長とのデュオ「Ｓｍｉｌｅ＆Ｓｍｉｌｅ」が復活を遂げ当時を知る保護者らは大盛り上がりだった。玉置校長は「ライブを通して地域とのつながりを強く感じられた」と振り返った。
同ＰＴＡの宮田由美子さんは「ライブをする校長先生なんて前代未聞」と笑顔を見せ、「校長の人柄が分かり、安心して子どもを預けられる」と話していた。学校近隣に暮らすキヨミさんは「地域に開かれたイベントは面白い。クリスマスライブもしてほしい」とさらなる活動に期待を寄せた。
ライブ後、「暖かい雰囲気で行うことができて良かった」と高橋校長は笑みを浮かべ、「学校と地域が一体となって子どもたちが元気よく成長できる環境を作っていきたい」と力強く語った。
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