日吉地区民生委員児童委員協議会は11月13日、子育てサロン「ひよっしぃ」を開所した。0〜2歳児とその保護者が対象で、毎月第2火曜日の午前中に日吉町自治会館で開催される。
子どもの人口が増え続けている日吉。港北区内の各所で親子の広場づくりが進んでいるにもかかわらず、日吉町自治会にはそうした場所がない。親子でゆったりと過ごし、母親同士の交流の場が欲しいという要望に応えて、同サロンは開所した。1階はベビーカー置き場として使用し、2階は幼児向けの動画や玩具などが取り揃えられている。
初めに声を上げたのは、主任児童委員の足立真佐子さん。自身も子育てをしていた頃から、日吉には子どもを連れて遊びに行ける場所が少ないという印象だった。後に赤ちゃん訪問をしていた際にも「私の子育て時代と変わらず、案内できる遊び場がない」と気が付いた。それでは地域とつながることができない。母と子2人だけの子育てになってしまわないようにとの思いで動き出した。
同協議会会長で同サロンの池田妙子代表、主任児童委員の佐藤信哉さんとタッグを組み、今年の3月から活動開始。各地区の赤ちゃん会を見学して回りながら、開設に向けて企画を練り続けた。「ここはどうするの?と練り直しを求めるたびに、粘り強く応えてくれて。そのおかげでこうして実現ができた」と池田代表。
オープン日には、日吉町自治会、日吉台町内会、常盤会自治会の民生委員や日吉町自治会の片野芳昭会長と20組超の親子が訪れた。「10組以下の想定だったのに」と目を丸くする足立さん。1歳9カ月の息子を連れて遊びに来ていた田中歩さん(日吉在住)は、「歩いて来れる範囲に0〜2歳児が集まれる場所が欲しかった。ご近所さんに子育て中のママがこんなにいたのかとびっくり」と笑顔で話した。
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