神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2018年12月6日 エリアトップへ

市救急相談センター♯7119 需要増加に伴い体制拡充 移転で応答強化へ

社会

公開:2018年12月6日

  • LINE
  • hatena

 急病やけがで困った時の電話相談窓口「横浜市救急相談センター♯7119」。導入3年弱で利用が増え続けていることを受け横浜市はこのほど、桜木町の救急医療センター内にあった窓口を関内駅周辺に移転させた。回線と人員を増やし、相談が集中する年末年始や今後の需要に備える。

 「♯7119」は、重症化の防止や軽症者の救急搬送の抑制などを目的に、全国13の県や市で導入されている。救急相談と医療機関案内を年中無休で行い、救急相談では看護師が緊急度や受診の必要性をアドバイスし、症状に応じて119番に転送する。横浜市では市医師会を指定管理者として2016年1月に始まった。

 市医療政策課によると、移転は利用増加に対応する措置。17年度の対応件数は約35万件と前年度から約7万件増え、年末は3000件を超える日もあった。増加傾向は今年度も続いている。

 こうした状況に市は、時間帯ごとの需要に基づいて人員を配置したほか、回線を多めに設定して電話がつながらない状態になることを避けてきた。入電に対する応答率は98%ほどを維持しているが、センターが手狭になり、「今後の推移を考えると年末年始や連休の時に応答率が下がると予測していた」と説明する。

 移転に伴って回線を38から54に増やし、ブースも20から35に増設した。看護師やオペレーターを多く配置できる環境を整え、「より安定して稼働できるようになった」と担当者は手ごたえを話す。

高齢者への周知に課題

 ♯7119の普及における課題が、救急搬送の半数以上を占める65歳以上の高齢者への周知だ。救急相談の年齢別実績(17年度)は0〜14歳が全体の約47%で、65歳以上は約13%に留まっている。

 昨年までは公共施設や医療機関を中心にパンフレットを配布していたが、今年からは高齢者施設や地域ケアプラザなどにも配っている。担当者は「認知度を100%に近づけていくことが目標」としている。

<PR>

港北区版のトップニュース最新6

横綱から「すもう場」

新横浜公園

横綱から「すもう場」

今年度中に完成予定

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

次世代太陽電池で連携

マクニカ

次世代太陽電池で連携

実用化に向け 県・開発者と

4月11日

「受け入れ拒否」経験44%

盲導犬使用者

「受け入れ拒否」経験44%

協会、23年対象に調査

4月11日

過去最多の138会場

港北オープンガーデン

過去最多の138会場

ミズキーとの写真撮影も

4月4日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook