発達障がいや不登校などの困難を抱える子どものためのフリースクール、NPO法人楠の木学園(小机/高橋義男理事長・神田誠一郎学園長)は3月1日、創立25周年記念の集いを横浜ラポールで開催した。このようなイベントは15年ぶりで、記念講演やパネルディスカッションが行われた。
同学園は、文部科学省のフリースクール等に関する検討会議委員に選ばれるなど、フリースクールの先駆け的存在。神奈川県教育委員会が主導する学校・フリースクール等連携協議会でも中心的な役割を担っている。
当日は、地元の後援者、神奈川県や横浜市など行政からの来賓や卒業生ら約300人が集い、25周年を祝った。記念講演を行った加藤彰彦元沖縄大学学長は「同学園の立ち上げに携わった25年前、このような催しができるようになるとは、想像できなかった」と述べ、目頭を押さえる場面も。
卒業生や保護者らが登壇したパネルディスカッションでは、それぞれに同学園の魅力を語った。
現在「ダウン症のイケメン」としてタレント活動をしている、あべけん太さんは「障がい者をもっと知ってもらおうとテレビに出た。ダウン症に誇りを持っています」と話し、父の安部俊秀さんも「自分を出せるようになったのも、毎年の発表会や、先生、友達との関わりのおかげ」とその影響の大きさを語った。また、現在は介護の仕事をしているという三觜可奈子さんは「学園で身に付けた皿回しの特技を、利用者さんの前でよく見せる」とエピソードを披露し、来場者からは温かな笑いが。同じく卒業生の本多祐衣さんは「社会の基本であるあいさつと片付け、また勉強より大事なことがあると学んだ」と話し、会場からは拍手が起こっていた。
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