横浜市立箕輪小学校(箕輪町2丁目7番1号)の4月1日の開校が迫っている。児童を笑顔で迎えようと地域とともに準備を進めてきた横浜市教育委員会では、「多くの方々の大きな支えに感謝したい、子どもたちに安心して学校に来てもらえたら」としている。
令和になり市内で最初の新設校となる箕輪小学校は、マンション開発が進む中、近隣小学校の児童数急増対策として整備が進められてきた。
通学区域は箕輪町1丁目・2丁目と綱島東4丁目、日吉5丁目・7丁目の一部(他に特別調整通学区域あり)。日吉台小、綱島東小、日吉南小、矢上小(関係4校)からの転入を含め、市教委では当初の児童数を600人前後と推計(3月18日現在)している。
木質化にも配慮
敷地面積は9500平方メートルで、鉄筋コンクリート造5階建。広い廊下や2階〜5階(屋上)の天然芝生による緑化スペース等が特徴。廊下の窓の下部や一部教室の壁面には木材が使われるなど、木質化にも配慮した設計となっている。また、隣接するマンション等からの視線に配慮し、屋上プールにはプールサイドのおよそ2分の1の面積の膜屋根が設置される。膜屋根とは、東京ドームのような屋根だという。
開校しても校庭の工事が続くため、夏休み期間中まで(予定)は使用できない。しかし、その間も体育館や図書室を有効活用、また室内での過ごし方を工夫するなど、市教委では創意ある活動等を生み出すチャンスとしてとらえ、児童とともに考えていく機会とする。
児童優先、開かれた場に
クラス配置や行事の詳細等は校長をはじめとする同校の新体制下で決定されるが、市教委では【1】子どもファーストの学校を目指す【2】開かれた学校を目指す【3】柔軟で特色のある教育課程の編成を進める――とする基本方針を打ち出している。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、3月28日に予定していた内覧会は中止。開校後の式典や祝賀会等にも影響が出ている。市教委の同小開設準備担当は「(内覧会中止に)子どもたちに最初に学校を見てほしかったが」と話しつつ、「さまざまな方のお力添えを得て、児童を迎えるために準備してきたので、安心して学校に来てほしい」と呼びかける。
近隣の自治会町内会役員や関係4校の校長、PTA等で構成される箕輪小学校開校準備委員会(小島清会長)は、箕輪小の通学路等の安全対策や校歌・校章、開校式典等の検討を行ってきた。日吉地区連合町内会長でもある小島会長は「まずは無事に開校できることを願う。子どもたちも楽しみにしているので、開校後も児童の登校時の見守り等を通して、地域として支えていけたら」と話している。
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