区内新横浜に本社を置く清掃機器メーカー大手、ケルヒャージャパン(株)は、区内31カ所の全放課後児童クラブ(学童保育)に施設内衛生環境の保持の一助にとスチームクリーナーを寄贈した。これは、新型コロナウイルス感染症対策に伴う小学校の一斉臨時休校により、児童らが学童保育を利用する機会や時間が増加していることから、寄贈を決めたもの。同社は、先の東日本大震災時に仙台にあった本社が被災したこともあり、企業文化として災害時に清掃機器を寄贈している。
3月30日に区役所で行われた寄贈式では、同社マーケティング部朝喜謙二部長が栗田るみ区長にクリーナーを手渡し、「衛生管理を問われているこの時期、弊社の製品がお役に立てば」と述べた。栗田区長は「現在、学童保育は子どもの居場所として大変重要な役割を果たしている。ありがたいお申し出だった」と応じた。同社のスチームクリーナーは水のみを使用し100度のスチームでカビ、ウイルスを除菌するというもの(新型コロナウイルスに対しては実証データなし)。すでに先行利用している学童から寄せられた「操作も簡単で便利」との言葉も、区長から感謝状とともに添えられた。
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