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港北区版 公開:2021年9月9日 エリアトップへ

新吉田東・豊田さん 浜なし「豊水」で県知事賞 持寄品評会でW受賞

経済

公開:2021年9月9日

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育てた梨を手にする豊田さん
育てた梨を手にする豊田さん

 横浜農業協同組合主催の「浜なし・浜ぶどう持寄品評会」が8月25日に行われ、新吉田東在住の豊田真寬さん(39)の浜なし・豊水が最優秀賞にあたる神奈川県知事賞を受賞。豊田さんは今回出品した豊水2セットのうち、もう一方でも横浜市長賞を受賞した。

 品評会は10個入りの箱1点ごとに評価され、玉のそろい具合やキズの有無、サイズ、熟度などが審査される。今回はナシ71点・ブドウ14点の計85点が出品されていた。

 豊田さんによると今年は7月に長く雨が降ったことで良いナシが実ったといい、「素直に嬉しい。就農して5年目で賞を頂けたのは、周りの農家さんが技術協力してくれたおかげ。感謝したい」と話す。

 会社勤めを経て5年前に家業を継ぎ、現在3つのナシ園で幸水・豊水・あきあかりを育てる。父からナシづくりを学んだほか、「技術習得の刺激になる」と話すのは、新田エリアの梨農家で結成された「なし屋の会」の存在だ。豊田さんもメンバーの一人で、栽培について議論したり受粉後に互いの畑を視察したりと、技術を高め合っているという。「そこで勉強した結果」と謙虚に語るが、2年以上経った枝に実をならせる短果枝剪定を行うなど、学んだことを着実に実行した。

 例年はナシ1個あたり500g〜550gほどだが、今年は雨が多く気温が高かったことで650gほどもある実が多く実った。「水がたくさん実に入って大きくなった。ナシは一つ失敗するとうまくいかないが、糖度も出て全体として良かった」と豊田さん。

 今年はすでに豊田さんのナシの販売は終了しているが、例年7月末から9月初旬まで豊田梨園(新吉田東3の27の2)で直売しているという。

 そのほか品評会の区内入賞者は田中勝哉さん(豊水で優良賞/県果樹組合連合会長賞)と石井吉治さん(豊水・有袋で優良賞)、三橋憲一郎さん(豊水で良好賞)。
 

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