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港北区版 公開:2021年9月30日 エリアトップへ

高田中 オンラインで修学旅行 市内初の取組み

コミュニティ教育

公開:2021年9月30日

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VR体験をする生徒
VR体験をする生徒

 高田中学校(横田由美子校長)は9月15日、「バーチャル修学旅行」を開催した。コロナ禍で行事が中止になる学校もあるなか、市内では初の試み。横田校長は「子どもたちに少しでも思い出をと。新たな学校行事の可能性も提示できたのでは」と振り返った。

 バーチャル修学旅行は、株式会社JTBが学校向けに提供しているもの。VR(仮想現実)で現地の映像を視聴したり、オンラインで職人とつながり伝統文化を体験したりできる。同校では昨年の市外他校での実施事例を参考に、リアル開催の代替案としてオンライン開催も準備。「子どもたちに思い出を」と横浜市内では初のバーチャル修学旅行を実施した。

 旅行の舞台は京都・奈良。生徒は2グループに分かれ、VR体験と伝統文化体験を楽しんだ。スマホと専用ゴーグルを使ったVRでは、臨場感あふれる360度の映像で、鹿への餌やりや川下りを疑似体験。大仏の掌で跳ねたり清水の舞台から飛び降りたりするなどVRならではの体験もあり、生徒たちは画面に夢中になっていた。伝統文化では、京扇子作りを実施。画面越しに職人からの説明やアドバイスを聞きながら思い思いのデザインで絵付けを行った。生徒たちは「VRは初めて。京都にいるみたいでビックリした」「夏らしくアジサイの扇子にした。難しいが楽しかった」と笑顔を見せた。

技能員・司書も活躍

 同社のプランに加え、京都の老舗「美濃吉」の協力で昼食のお弁当には京料理を用意。スタッフによる和食文化についてのオンライン講演も行った。また体育館や教室は、技能員や図書館司書らが「少しでも現地の雰囲気を感じてもらえるよう」と手作りした、舞妓や寺社など現地を彷彿とさせる飾りで彩られた。

 「企業の協力、教職員の愛情はもちろん、生徒も前向きに参加してくれたおかげ」と初の取組みを振り返る横田校長。「ICT技術を体験したり、オンラインならではの学びや楽しさもあったのでは」と学校行事の新たな可能性も口にした。

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