市立都田中学校の女子剣道部が、神奈川県中学校選抜剣道大会の団体戦で優勝し、8月23日から兵庫県加古川市で行われる全国中学校剣道大会に出場する。大会を目前に控え、練習に励む同部を取材した。
予選会は、県選抜大会横浜第5ブロック(都筑区・青葉区)で6月26日に開催された。今年同部は、この予選会を1位で通過。7月2日の県剣道大会でも優勝を果たし、2年連続で全国大会への切符を手にした。
「昨年までは挑戦者の立場だったが、今年は追われる立場。そのプレッシャーの中でよく頑張ったと思う」。そう話すのは、顧問の安藤守先生。剣道7段の腕前で、これまでも顧問を務めた中学校を全国へ導いてきた。同部は、安藤先生が着任した5年前は予選でも勝つことが難しかったという。だが、3年前にブロック3位で県大会に出場した頃から実力をつけ、その翌年には県剣道大会3位、そして昨年は初の全国出場と、年々着実にレベルアップしてきた。
同部が強くなった秘訣は、膨大な練習量にある。毎日の放課後練習に加え、週3回の朝練、さらには近隣の道場へ出向いての夜練と、剣道漬けの毎日となっている。土日は県外の学校へ積極的に遠征。時には関西まで出向いてレベルの高い相手と対戦し、実践感覚を身につけてきた。
さらにメンタル面でも強さを増してきた。同部が大切にしてきたのは、「攻撃が最大の防御」という攻めのスタイル。試合で”一本”をとるには剣さばき、身体の勢い、そして”気持ち(気)”が重要なポイントとなる。「自分から攻める」という強い気持ちは欠かせない部分となっている。また、「他の選手のためにも負けられない」というチームワークも、同部を支える。いつも一緒にいて、「家族みたい」と部員全員が口を揃える仲の良さもまた、大きな力となっている。
また、個人戦でも部長の田中優希さん(三年)が優勝し、全国へ。個人での出場は、同部では初のこととなっている。
田中さんは、「個人も団体も、気持ちで勝って全国制覇を目指したい」と話している。
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