中川地域ケアプラザで11月4日に行われた公開講座「都筑野菜と農業のお話」で講師を務めた 城田 朝成(ともなり)さん 折本町在住 45歳
地産地消は豊かな畑から
○…都筑野菜として代表的な小松菜の”第一人者”として招かれた。というのも、市園芸協会野菜立毛品評会で、ホウレンソウ・コマツナの部のトップとなる優秀賞をこの4年間連続で受賞しているから。講座の会場では、一年間の作業内容や農業の苦労などについて話した。「地元の農業の様子を伝えられたかな。そういうことが、地産地消を考えるきっかけになれば」と笑顔を見せた。
○…「人が食べるものを作っている」これは、農業を営む上で常に気を遣っていること。農薬を減らすなど安全面での努力や、鮮度の高い状態での出荷を心がけている。また、品評会では畑づくりの評価も高い。雑草の手入れがされていることなどに加え、小松菜がきれいに生え揃っているのがベストな状態。管理の良い畑からは、おいしい野菜がとれるもの。「収穫間際に畑を見渡して、思ったとおりのきれいな緑の絨毯になると、ニヤっとしちゃいますね」と、農業の楽しみを嬉しそうに語った。
○…生粋の都筑っ子。おとなしい性格だったという少年時代。折本小、都田中を経て、市内の高校へ。中学からの友達と一緒に陶芸部に所属。この時作った”蕎麦ちょこ”は、今でも家で使っている。「次はこうすればうまくできるとか試行錯誤して、思ったとおりのものができると嬉しかったよ」今も昔も、自分の考えを”その通り”に実現する几帳面な仕事ぶりは変わらない。大学時代は親戚が経営するガソリンスタンドで4年間アルバイトし、卒業後はそのスタンドに就職。3年間働いた後、実家の農業を手伝うようになった。
○…一番のリラックスタイムは毎日の晩酌。「夏なんて、カンカン照りの中での仕事から帰ったあとの一杯はうまいよ。このために働いてるのかも」と満面の笑み。家族と囲む食卓にはもちろん、小松菜が。地元を愛し、農業を愛する心で、これからもおいしい野菜を届けてくれるだろう。
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