神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2012年1月12日 エリアトップへ

横浜マラソン大会ハーフマラソンの部で2連覇を果たした 清谷(せだに)公紀(こおき)さん 市内在住 21歳

公開:2012年1月12日

  • LINE
  • hatena

陸上人生を”完走”

 ○…重大な決意は誰にも言っていなかった。「この大会を最後に陸上競技に一区切りつける」。一昨年も優勝したこの大会で、納得してレースを終えたかった。狙っていたタイムではなかったが、「とにかく優勝できてよかった」。大会後、家族に決意を述べると、びっくりされたが、これまで支えてくれた家族に優勝を贈ることができ何より嬉しかった。

 ○…中学時代は野球部に所属。校内マラソンで上位に入り、全国にも出場する陸上部の顧問に度々誘いを受けていたが、断り続けた。荏田高に進学後、隣に座った友達から誘われ、軽い気持ちで入部したのが陸上人生の始まり。「強豪校というのも後に知ったんです」。素人がついていけるほど、練習は甘くはなかった。しかし、負けん気に火がつき、悔しさから全体練習後に自主練習を行い力をつけた。高校最後の駅伝ではエース区間を任されるまでに成長。「努力は決して裏切らなかった」

 ○…横浜マラソン大会の直前、15年一緒に生活していた愛犬ジョンが亡くなった。「何も手につかなかった」。練習に身が入らず欠場も考えたが、悲しむ家族のためにも、優勝して元気づけようと出場を決めた。大会前日には、「力を貸してくれ」と愛犬のお墓参りをした。「ジョンもどっかで見ていてくれたと思います」。ジョンのほかに、勝ちたい理由がもう一つあった。「祖母の誕生日がすぐだったので、優勝をプレゼントしたかったんです」。家族にささげる優勝となった。

 ○…たまプラーザのバイト先には自身が大きく取り上げられた記事が貼られている。友達からも数え切れないほどの祝福をもらった。「大会では沿道から大きな声援をもらった。いろんな人に支えられてここまでくることができた」。恩返しの意味も込めて、公務員になることを決め、現在は大学のほかに塾にも通う。陸上人生は完走を果たしたが、第二の人生はスタートをきったばかりだ。
 

都筑区版の人物風土記最新6

岡本 景虎さん

レスリングアジア選手権に日本代表として出場する

岡本 景虎さん

池辺町在勤 23歳

4月11日

下山 幸男さん

都筑警察署第19代署長に就任した

下山 幸男さん

都筑区在勤 57歳

4月4日

山崎 佳之さん

えだきん商店会の桜のライトアップを手掛けた

山崎 佳之さん

荏田東在住 45歳

3月28日

岩佐 眞美さん

第2回「横浜中欧フェス」の実行委員長を務める

岩佐 眞美さん

都筑区在勤 60歳

3月21日

木村 紘大さん

3月10日まで行われた「古民家アートカフェ」を主催したアース@つづき代表

木村 紘大さん

牛久保東在住 36歳

3月14日

林田 育美さん

3月10日に「プラザまつり」を行うつづきMYプラザの館長

林田 育美さん

都筑区在勤 66歳

3月7日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

都筑区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook