シンクロチーム競技で「都筑スポーツ特別賞」を受賞した 内山蘭々(らら)さん 茅ヶ崎南在住 9歳
”シンクロ”が元気の源
○…「プールが大好き。水中で演技するのはもっと好き」その姿は可愛らしい子どもそのもの。だが、曲が流れれば小学4年の女の子は表現力豊かな演技者に。去年8月の「全国JOCジュニアオリンピックカップ」。シンクロチーム(10〜12歳の部)で見事3位入賞。「お姉さん達についていくのに精一杯だったけど、笑顔で上手にできた」と大満足。この年齢にして大舞台では大活躍。それは”強い心”を持っているから。同大会では「演技前に寝ちゃった」なんてエピソードも。本番では弾ける笑顔を観客に向けた。都筑スポーツ特別賞授賞式の場、区賀詞交換会でも、堂々と胸を張って壇上に登場した。
○…3歳から水泳教室に。とにかく泳ぐのが大好き。熱があっても「行く!」と駄々をこねては母を困らせた。シンクロは小学1年から。先輩が出場する大会を見て「水の上で演技が出来たら楽しいだろうな」と一瞬で惹かれた。その念願が叶い小学3年の時、シンクロチームに入った。しかも大会ではいつも上位にいる憧れの強豪。週5日の練習には朝練もあり、登校前に始発で通う。家に帰ったら、振り付けの復習も欠かさない。「練習は大変だけど楽しい。プールに入ると元気になれるよ」眩しいほどの素直な気持ちが伝わってくる。
○…「蘭々(らら)」という名前を付けたのは、オペラ歌手だった母。歌う時に口ずさむ「ラララ〜」の響きから。だから生まれた時から音楽は身近な存在。リズム感は抜群だ。「大好きなプールで音楽に合わせて表現するシンクロは私にピッタリ」。将来の夢はもちろん「シンクロ選手」。唯一の心配事は、同年代の中で今は体が小さいということ。だが、そこは母が栄養たっぷりメニューで全力サポート。大会には母の手作り衣装で臨むなど、まさに二人三脚。水の中での笑顔にはこんな原動力がある。「技術は、まだまだだけど、絶対上手くなる!」この情熱で、夢を実現するだろう。
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