昨年12月から、センター南のすきっぷ広場周辺の大規模な整備工事が行われている。全面的な改修は平成10年に同所が完成して以来初のこと。バリアフリーにも配慮された設計になるなど、市民の声を活かした広場として生まれ変わる。
区民まつりをはじめとする様々な区内のイベントが行われ、人が集まる憩いの場として親しまれている「すきっぷ広場」。長い間使われてきたことにより、近年は表面のがたつきなど舗装の劣化が目立ってきていた。この改修を目的に、昨年12月から同所を全面的に改修する大規模な整備工事が進められている。
工事にあたっては、耐久性に配慮した建材が選定された。ステージ部分に使用されていたタイルや歩道部分の煉瓦の替わりには、「インターロッキングブロック」が使用される。これは、隣り合うブロックをつないで敷設されるもので地面のがたつきをおさえられるという特徴がある。また、同所に訪れる人が座るデッキに使用されていた天然木は撤去される。代わりに、腰掛ける部分には木とプラスチックを素材とした合成木材、足をつく位置には同様のインターロッキングブロックと、2種類の建材を交互に施工。合成木材には、これまでの景観を保ちつつも、痛みにくいというメリットがある。
舗装工事と同時に、広場周辺の歩道はバリアフリーに配慮し、視覚障害者用の誘導ブロックの工事も行われる。これまでは、道路の中央を通ることを基準に設計されていたため、幅員が狭くなる地点で直角に曲がる箇所があるなど、市民から「歩きにくい」という声もあったという。今回の改修では人の動線に合わせて整備。曲がる部分もなだらかになり歩きやすくなるという。
地域ではイベントも企画
これらの計画は、センター南商業地区振興会(金子進会長)など地域の声も反映させながら進められた。また広場が完成する予定となる3月末頃には、同会などを中心にイベントも計画されている。金子会長は、「完成後は、さらに親しまれる広場となってほしい」と期待を寄せている。都筑土木事務所では、「区民のみなさんが使う大切な場所。改修後も大事に使って欲しい」と話している。
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