都筑区役所の2012年度区政運営方針がこのほど発表された。基本目標に「魅力あるまち、地域がつながるまち、安心に暮らせるまち」を掲げ、「ずっと住み続けたい都筑区」を目指していく。
目標達成に向けては、施策を大きく5つに分けて取組む(左表)。区では、「福祉保健、地域のつながりづくり、災害への備えの3つが柱」と方向づける。
福祉保健については、子育て世代が多い区内のニーズに応える取組みに力を入れる。昨年からの継続は「緊急保育対策事業」を実施。市が掲げる2013年4月の待機児童数ゼロの達成に向け、認可保育所や横浜保育室をはじめとする様々な保育施設の受入数増加を図る。また、新規事業として「区民利用施設を活用した子育て支援事業」を行う。これは、鴨池公園こどもログハウスで利用者が少ない午前中の時間帯を有効活用し、乳幼児と養育者向けの集いの場を提供しようというもの。子育て不安の解消を目指す。
地域のつながりづくりに向けては、「自治会・町内会加入促進事業」を継続。東日本大震災を経験し、地域の重要性を再認識した昨年は、加入率が減少傾向から増加に転じる結果となった。今年は1200世帯以上を目指し、情報発信の充実などを図っていく。また、新規事業で「元気な地域づくりの推進」を実施。具体的には、地域の課題解決に取組む指定地域を1地区以上増やす、地区センターの利用者・団体同士がつながるための活動費補助制度を新設するなどの形で地域運営の推進を支援する。
災害への備えとしては、新たに「災害時医療救護体制整備事業」に取組む。これは、災害時の医療救護体制のあり方に関する調査を行い、区の災害対応力の強化を図るもの。災害時の負傷者に対し適切な医療処置を行うため、交通状況を考慮した負傷者の搬送などを見直していく。
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