寄稿40 いじめ対策の強化を 横浜市会議員 斉藤しんじ
滋賀のいじめ問題
滋賀県大津市で昨年10月に中学2年生が飛び降り自殺した問題について、いじめの実態に対する学校及び市教育委員会、さらに地元警察における対応等の課題が連日のように報道されました。
いじめの背景にはいろいろな要因がありますが、わが党は一貫して、いじめる側が100%悪いとの考えで施策を推進してきました。私自身も市会議員になり最初に取り組んだ重要テーマの一つが「教育問題」、中でも、いじめ対策で、児童支援専任教諭の配置・拡充等の取組みを進めてまいりました。
夏休み中の対策・対応が大切
今の子どもたちのいじめの現実は大人が知っているいじめと、あまりにも大きなギャップがあり、また、残酷で巧妙であると言われております。最近の報道を見ても、この傾向が顕著になってきていると考えざるを得ない状況です。そこで、学校関係者、保護者が連携して、子どもたちに寄り添い、いじめの兆候を見逃さず、未然防止、早期発見・対応を行うことが必要です。特に、この夏休み中の対応も大切と考え、公明党横浜市会議員団は、今週月曜日、横浜市教育長にいじめ防止対策強化の要望書を提出しました。早急に、いじめの兆候等で気になる子どもと直接向き合うこと、また、一過性の対策で終わらないよう、児童支援専任・生徒指導専任教諭の充実、カウンセラー制度の拡充を要望しました。
今後も、人権の尊重、命の大切さの教育が徹底されるよう取り組んでまいります。
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