都筑区版 掲載号:2012年7月26日号
  • googleplus
  • LINE

中川在住桐蔭学園元教師 鶴見川の歴史 俳句風に 流域巡りの集大成を出版

文化

作品を手にする小松崎勇さん
作品を手にする小松崎勇さん

 中川在住の小松崎勇さん(72)は、このほど「俳風 鶴見川歴史紀行」を自費出版した。自らの足で鶴見川流域を辿り、俳句風の一編に写真と解説を加えた88作品を収める同書。長年親しんだ地元を再発見する喜びや、風流を楽しむ遊び心に満ちた一冊となっている。

 「古稀元気 極楽とんぼの 町歩き」とは、背表紙に書かれた小松崎さんの言葉。桐蔭学園中学校・高等学校(青葉区)で38年間国語教師として教鞭をとり、2008年に退職。今回の出版は、仕事を引退し70代を前に始めた鶴見川流域巡りの集大成となった。

 執筆のきっかけは、横浜市歴史博物館により2009年から始まった「民俗に親しむ会」の一員として、鶴見川流域のフィールドワークに参加したこと。月に1回程度、2年間にわたり、13人のメンバーと共に歩きながら歴史や人々の暮らしの跡に触れた。鶴見川は、東京都町田市上小山田町の泉を源流とし、鶴見区の河口から東京湾へ流れる。早渕川や恩田川などの支流も含めた流域にある神社仏閣、名所旧跡、地形や植生などを同館学芸員と共に学びながら巡った。

 この活動と並行して行われたのが同書の執筆。古くは縄文貝塚から、近年では水再生センターまで、流域の過去から現在まで扱う。自身が気に入っている作品は、「消されしは 神仏二面の 流浪神」と、各地にある第六天社をテーマにしたもの。かつては約300社もあり村々の常居の神であったが、多くが消滅の運命を辿ったと解説する。「誰も気付かないところにぽつんとある路傍の石仏。地元の歴史を知っているつもりでも、改めて学んでみると新鮮な驚きがたくさんありました」と小松崎さん。

 鶴見川は、小松崎さんにとって現役時代から大好きな場所。休みの日には街の喧騒を離れ、川沿いの土手をサイクリングするのが趣味だった。「同書を通して、鶴見川流域を愛する人と地元の話題で交流できれば」と笑顔で語る。

 同書は都筑図書館で閲覧ができるほか、1冊500円で購入も可。問合せは、小松崎さん【電話】045・912・1307まで。
 

都筑区版のトップニュース最新6件

インフラ整備に積極投資

市18年度予算案

インフラ整備に積極投資

2月15日号

混雑緩和策で6両化へ

市営地下鉄グリーンライン

混雑緩和策で6両化へ

2月15日号

「総量維持」に重点

次期緑の保全計画

「総量維持」に重点

2月8日号

セン南駅で旅券発給へ

横浜市

セン南駅で旅券発給へ

2月8日号

小学校給食の値上げ検討

横浜市教委

小学校給食の値上げ検討

2月1日号

障害者の外出サポート

都筑区社協

障害者の外出サポート

2月1日号

都筑区版の関連リンク

あっとほーむデスク

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

障害者らの芸術・音楽

障害者らの芸術・音楽

10日から区内各地で開催

2月10日~2月28日

都筑区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年2月15日号

お問い合わせ

外部リンク