2013年度区政運営方針 5本柱で街を活性 20周年に向け準備も
都筑区役所はこのほど、2013年度の区政運営方針を発表した。基本目標を「未来につなぐ 笑顔のつづき」とし、長く住み続けたい街を目指す考えだ。新規事業なども発表され、さらに充実した街づくりを行っていく。
「未来につなぐ 笑顔のつづき」を目指すために、基本施策を「地域 つながる 支えあう」と掲げた。5つの分野で具体的な施策を推進する(左表)。
基本目標を達成するための取組みでは、1500世帯以上の自治会町内会加入を目標とする。さらに地域で活動する団体の高齢化を課題に挙げ、総合庁舎内の区民活動センターや地区センターを中心とした街づくり人材の発掘、育成講座を行う予定だ。
街づくりに向けた取組みは魅力資源を活かしたイベント企画を引き続き行う。都筑民家園でのアート事業や、商業施設などが主催するイベントの支援など、民間企業と連携し、街を盛り上げていく。
福祉では、都筑区民の平均年齢の若さに着目。以前から子育て世代のために定期的に開講されている両親教室があるが、平日開催のため、共働きの家庭では参加が難しいなどの問題点があった。そこで今年度から土曜日の教室を新設。子どもの健全な成長を支援する。
防災に向けては市防災計画の大幅な変更を受け、区防災計画の修正を進めていた。4月から新防災計画の運用を開始し、各種訓練や関係機関との連携の強化を図る。また現在、都筑区のガイドマップと防災マップの2種類の冊子を活用していたが、これを統合し、よりわかりやすく地域防災拠点を紹介する予定だ。
環境面では都筑区の緑の保全や環境問題に取り組む。自然公園の改良や、温暖化対策啓発イベントとして環境映画の上映などを予定。また市がより良い街づくりのために掲げた都市計画マスタープランの改定に伴い、区でも3年後を見据えた街づくりの指針を定めていく。
区担当者は「都筑区は今後も商業施設のオープンや、高速道路の開通などもあり、まだまだ発展していく。人口の増加も見込まれているので、地域のつながりを強化したい。普段のコミュニケーションから緊急時まで手を取り合えるような『ずっと住み続けたい都筑区』を目指していきたい」と話している。
20周年は官民一体で
来年には区制20周年を迎える都筑区。今年度から委員会を発足し、記念誌発行などに向けて動き出していく。区内の一体感の醸成や、ふるさと意識の向上につなげるため、関連事業を実施する。区担当者は「大きな節目を迎える都筑区を盛り上げたい。行政だけでなく区民と一体になって、イベントなどを企画していく予定」と話している。
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