横浜市消防局消防訓練センター(戸塚区)を会場に、10月27日に開催された「横浜市消防操法技術訓練会」で都筑消防団(吉野昭二団長)が優勝を果たした。2009年以来、3回目となる。
同訓練会は、市内18区20消防団が参加し、2年に1度開催されるもの。競技は、4人の選手が連携して行う小型ポンプ操法。1本約20mのホース3本を素早く伸ばしてつなぐことから始まり、直径約50cmの的を放水で射抜く。その一つひとつの動作の機敏さやフォームの美しさが技術審査点として評価され、放水タイムの得点と合わせた総得点を競うものとなっている。
都筑消防団は地域ごとに5分団に分かれており、今回参加したのは中川連合町内会を管轄する第五分団(皆川善康分団長)。その選手として、指揮者の新木道雄さん、森山雄一さん、唐戸剛司さん、長澤祐之さんが選ばれた。当日、同団は45・6秒で放水を完了。これは青葉消防団の44・6秒に次ぐ記録だったが、技術審査では都筑消防団が最高得点となり、総得点で1位に。皆川分団長は、「冷や冷やしたけど、優勝できて良かった」と笑顔で話した。
同団は1年前からこの大会に向けて練習に励んでおり、毎回2時間、週3回の訓練をこなしてきた。特に力を入れたのは、「気を付け」や「回れ右」などの基本動作。足の向きや指先まで動きのひとつひとつをチェックし、フォームの完成度を高めてきた。その成果が今回の技術審査得点に結びつき、優勝につながった。
選手たちの本業は建築や植木屋など様々だが、仕事を終えた後に臨む訓練は厳しいもの。「最近は疲れもたまってきていたが、気を引締めて頑張ってきた」とメンバー。吉野団長は、「訓練を通じて、技術の向上だけでなく団結力も強まる。いざという時にはこのまとまりの良さが役に立つのでは」と話した。
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