新たな『ふるさとづくり』を 区長に新春インタビュー
平成26年の年頭にあたり、本紙では中村香織都筑区長に新春のインタビューを行い、区政運営における取組や課題、そして街の展望について話を聞いた。
(聞き手/本紙都筑区編集長 小室裕司)
――都筑区の昨年1年を振り返ってみていかがでしょうか。
昨年は都筑区の中心であるセンター南とセンター北に相次いで新しい商業施設「サウスウッド」と「プレミアヨコハマ」がオープンしました。商業施設との相乗効果もあり、11月の区民まつりや12月のドイツクリスマスマーケットでは前年を上回る多くの方にご来場頂くことができました。新たな施設が誕生することで、更に人が集い、ますます活気あふれる街になることは非常に喜ばしいことです。
また、待機児童対策では、認可保育所の新設や多様な保育サービスの紹介などで、4月の保育所待機児童ゼロを達成することができました。都筑区は人口増加が続いて子育て世代が多いので、新たに住まわれた方への情報提供や保育コンシェルジュを中心に個々にコミュニケーションを取り、保育サービスのマッチングを行うことで、多くの方のニーズに応えていきたいと考えています。
――「ずっと住み続けたい都筑区」を目指していますが、そのための主な取組や課題についてキーワードごとにお聞かせください。
●つながり支えあう地域づくりについては。
都筑区にお住いの皆様が、住み慣れた地域でいつまでも安心しながら暮らし、活き活きと活躍することができるよう、「地域 つながる 支えあう」をテーマに、地域の特色に応じた、きめ細かい地域づくりの取組を進めます。
自治会町内会の皆様とともに、より強くより深い地域のつながりづくりを進めるほか、区民活動センターや地域施設の地区センターを活用した、地域の担い手の掘り起こしや育成支援、ネットワークづくりを行います。
●災害対応力の強化についてはいかがでしょう。
災害に負けない強い地域づくりのため、まずは自らの命を守る「自助」、近隣や地域で支えあう「共助」について、区民の皆様と様々な場面で必要性を共有し、地域の防災力の向上を図ります。
災害時の要援護者支援事業「つづき そなえ」に継続的に取り組むほか、より内容をステップアップさせた訓練の実施、内容を充実させた防災マップの改訂発行などを行います。
また、救える命を救うための医療体制強化として、医療機関等と連携した重症患者対策、患者搬送方法の拡大にも取り組みます。
●子育てへの支援は。
都筑区は転入者が多く、人口増加が続いており、区民の平均年齢が若くて子育て世帯が多いのが特徴です。そうした区の状況を捉え、転入された親子向けのサロン「あつまれ 都筑のニューフェイス」を開催し、仲間づくりの場や子育て関連の情報を提供する場とすることで、参加者から好評をいただいています。また、今後は子育て中の親子を対象に外遊び体験を実施することで、外遊びの大切さや遊び方を伝えるとともに、親同士の交流にもつながればと期待しています。その他にも、地域子育て支援拠点と協働した子育て情報誌の作成などにも取り組むことで、未来を担う子どもたちが健やかに成長できる環境を充実させていきたいと思います。
――今秋、いよいよ区制20周年を迎えます。
平成26年1月から12月を20周年イヤーとして、区民の皆様と一緒に祝う記念式典の開催、20年の歴史を振り返る記念誌の作成、自然豊かな区をPRする散策マップのリニューアル発行、保育施設や小中学校と連携した事業などに年間を通して取り組んでいきます。区民・団体・企業の皆様と協働して事業やイベントを実施することで、20周年を共に祝い、地域を盛り上げていくことができたらと考えています。
――最後に区民にメッセージをお願いします。
今年は区制20周年という節目になりますので、20年間を振り返るとともに、将来に向けての新たなふるさとづくりのスタートにしたいと思います。多くの方が20周年の取組に参加したり、楽しんだり、実施したりすることで、あらゆる世代に区への愛着を持ってもらい、「ずっと住み続けたい」と思っていただける都筑区を目指してまいります。
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