都筑区インフルエンザ 9カ所で学級閉鎖 ノロ集団感染も報告続く
ノロにも警戒
インフルエンザが全国的に流行の兆しをみせている。横浜市は1月23日、都筑区を含む11区で注意報を発令。区内では27日現在、9カ所の学級閉鎖も報告された。またノロウイルスも依然として猛威を奮っており、注意を呼びかけている。
市衛生研究所は、市内152カ所の医療機関を定点としてインフルエンザ患者数の報告を受け、その平均値を流行目安としている。
昨年12月16日から22日までは、市内で定点あたりの罹患者が1・35となり、今シーズンの流行期に入ったことを示した。今年に入り1月6日から12日には5・45に増加。さらに13日から19日には11・96と急増し、23日に今季初の注意報を発令した。
市内の病原体検出状況は、A型・B型ともに報告が増えているがA型が6割以上を占めている。また患者の年齢層別でみると、昨シーズンに比べて10歳未満の割合が多いのが特徴。都筑区内では1月27日現在、幼稚園3園、小学校6校の計9カ所の学級閉鎖が報告されている。
昨年は1月第4週に警報が発令されており、第7週(2月11日から17日)にようやく注意報レベルを下回った。都筑区福祉保健センターは今年の傾向と対策に関して「1月に入り厳しい寒さが続いたことが急増の要因と言える。手洗い・うがい・咳エチケットを徹底し、早めの休養を」と話す。
ノロウイルスなどの感染が原因で、下痢・腹痛・吐気・嘔吐などを主症状とし、冬季に流行する感染性胃腸炎にも引き続き注意が必要だ。昨年12月16日から22日の週は、市内で定点あたりの罹患者が警報レベル(20・0)を上回る25・38となり、流行のピークを迎えた。1月6日から12日の週には、警報解除基準値(12・0)を下回る11・40となったが、現在も保育園・小学校・高齢者施設などでの集団感染の報告が続いている。
一方、都筑区内では13日から19日の週の数値が14と、依然注意報レベル。「吐物の処理に要注意。手洗いの徹底を」と同センターは呼びかけている。
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